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2008 01,06 00:57 |
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二重の自由とは、生産手段の自由(どんな仕事でも良い)と労働者の自由(人権を確保される)という意味だが逆に言えば、自らは生産できない、つまりは労働者は仕事を選ぶことは出来ても、自ら仕事を作り出すことは出来ないことを意味するわけだが、ヴィヴィオにはその自由すらあるのか不思議に思う人がいる。 もっとも、ヴィヴィオが二重の自由を知っているのかとかそういうことはではなくて。 5月始めに、その人と一緒になのはママのママとパパという人の家に言ったとき始めた見た、その人の休めて嬉しそうな笑顔は印象的だった。兎角、その人の笑顔はヴィヴィオにも、今何かしら訴えかけてくるものがあったらしい。 ヴィヴィオが通っている魔法学院も休みな、そんな日。その人はなのはママがお仕事の日なのにヴィヴィオの家に来た。
その日、ヴィヴィオはちょうど休み。でも、なのはは都合が付かず教導隊のお仕事。 ヴィヴィオの本心は確かに、いて欲しい、という単純なものだった。 高町家のハウスキーパーをしているアイナさんと二人でいるのもイヤじゃないのだが、やっぱりママと呼べるだけの大切な人は別。ヴィヴィオは不機嫌気味ながらも、なのはママのことは理解しているだけに複雑な心情なのだ。そんなときだった、その人が来たのが。
「ユーノさん、お仕事じゃないの?」
「それじゃあ、今日はヴィヴィオと遊んでくれるの?」
――ヴィヴィオと遊んでくれるんだー! 退屈だったからだけじゃなく、目の前の人と遊んでいられることが純粋に。
「うん。でも、今日はなのはいないのかぁ……二人で出かけようか?」 「うん!」
―――
「あのクマのヌイグルミが欲しいー!」 「あれかぁ……」
ユーノに控えめにそのことを言うとひとつ返事で良いよ、と言ってくれた。 そして、今、そのショッピング・モールのおもちゃ売り場で二人はヴィヴィオとほとんど大きさの変わらない巨大……ヴィヴィオ主観ではあるが、を見ていた。ちなみにクマさんでも、だいぶデフォルメされているので思いっきり愛らしい。
「うーん。でも、なんかぁ……」
「そうだねぇ……狐さんとか?」 「キツネさんは地味~」
「なのはママに?」 「なのはの部屋に前、これに良く似たキツネのお人形があったからね。
「うん!なのはママには内緒なの!」 「本当に、内緒だよ?ああ、すみません、このクマのヌイグルミを」 言葉ではそんなことを言いつつ、ユーノは終始微笑が絶えなかった。 とにかく。 ヴィヴィオ、自分とほぼ同じ大きさのクマさんのヌイグルミGet!
「うん、確かにこの料理はおいしいかな?」
わからなくてもお腹は減る、というわけで最上階のレストランでも比較的高そうなお店に入った二人。
「うん!なのはママのも美味しいけど、このオムライスも美味しいよ!」
「そっかぁ。ママの味か。それはよかったね、ヴィヴィオ。ママの味なんて中々食べられないよ?」
「ヴィヴィオは良い子だね。でも、ここではそれをちゃんと食べてね?」 「うん!とっても美味しいもん!」
「ううん。食べる、ユーノさんがせっかく……だもん!」
「うん、がんばったね。なのはじゃないけど、良い子良い子してあげるよ」
「こらこら、また甘えて抱きついて」 「うーん。これがいいの~!」
「風も何だか気持ちよさそうな感じだ」 場所は変わってミッドチルダ首都中央緑地公園。 ユーノは最初、そっちに行くつもりだった。 ふと、ヴィヴィオはユーノの手に抱きついて、そうしてたずねる。
なんでだろうね、なんて疑問系で返してきたユーノだったが、ある程度だんまりが続くと再び話し始めた。
「うーんとね。なのはママはみんなを助けるお仕事してるから、ヴィヴィオは平気だよ?」 「そういうことじゃなくて、ヴィヴィオはそれでもいいの?
「そっかぁ……今日、実は最初からヴィヴィオと遊ぼうかなって思って休暇とったんだ」 「……えっ?」
――これをパパっていうのかな? そういえるだけの何かをヴィヴィオは感じれた。なのはママやフェイトママとは違って、だけのほかの誰ともまた違う。そんなユーノさんを見て。自分を心配してくれて、今日は一緒にいてくれて。
「……ヴィヴィオは、強いね。それを僕が決意するのにだいぶかかったのに。 「でね、なのはママで……」
「えっ?僕のことを?それでもいいの?」 「うん!ヴィヴィオは呼びたいよ、ユーノパパって。呼んでも良い?」
――だから、ユーノさんはユーノパパ!
「うん!今日、いっぱいいっぱいいて、ユーノさん、パパさんみたいだって思ったから!」 「なら僕がパパさんだね。 「うん!なのはママが驚く味にする~!」
「わーい!ビーフシチュービーフシチュー~♪」
そして、煮込みも終わって、食べれる状態になったちょうど良い具合になのはも帰ってきて。 「ただいまーごめんね、ヴィヴィオ。今日は忙しくてー」 「おかえり、なのは。夕食はできてるよ?」 「……おかしいなぁ……ここ、私の家なのに、ユーノ君がいるように見える…… ユーノが自分の家にいることにまず驚いて、話を聞いてほっと一息をついて。
「やった~!うん、おいし~!」 「がんばった甲斐がありました。食材もちょうどあってよかったですね」 「アイナさん、すみません。
「あったっけ、じゃなくて何か今日あった、かな?」 「え?」
で、爆弾はすぐに落ちる。
「うんうん、よかったね。ヴィヴィオ、そっかユーノパパと……ユーノパパ!?!?パパ!?!?
なお、慌てたなのははそのまま、ユーノのほうに抱きついてしまったとか 高町家は今日もにぎやかだった。 ちょっと、普通の一家とは違うのかもしれないが。
あとがき できたー!(ぉぃ 毎回恒例のような、軍事関係のネタを入れたりもして。 ヴィヴィオがユーノさんと最初に呼ばせたのは、こういう話を書きたいな、と思ったからなのですが。これでとりあえずできたね。うん、ヴィヴィオ可愛いw あと、キツネさんはリリチャからと思われるかもしれませんが、違います。ちゃんとアニメ無印の1話を参考にして、なのはの部屋に犬さん、キツネさん、ウサギさんのヌイグルミを確認してます。あのヌイグルミ秘話なんていいましたが、まあ知りません。なのはの部屋って見た目より簡素で、あまりものがないんですよね。 では、感想返答ー >エリキャロキタ;; 白ぅ神さんありがとー
>お子様カップルはやはり可愛らしいですね。
>まだまだ本当のカップルには成るには時間が掛かりそうですが・・・。それ以上にユーノとフェイトのカップルは時間が掛かりそうですが・・・。コレってフェイトの片思いですよね!?ユーノはフェイトを友人としか見ていないようですし・・・。 セブンウィンズさん感想ありがとですー それは壮大な話が……あるのかもしれない(ぇ ユーノは最低でも、ほかの友人と一段上としてフェイトを見てます。その上に今はなのがいるような状況ですかね。パートナーとしての彼女との絆が。これ、ユノなのかもしれませんし、もしかしたらユノフェイかもしれません。どっちが良いかはわかりませんが、エリキャロも続きの予定はあります。予定は未定とも言いますし、自分が書きたいカップリングをそのときに書くのが私なのでどうにも……(汗 後、Web拍手では、ユノフェイ派の方が多いようで。 ただ、拍手感想は基本的に返信できません。秘匿したい人がWeb拍手を使っていると思っておりますので。 HNがWeb拍手に書いてあれば別かもですけど、書いている方の許可でもない限りは基本的にWeb拍手のほうは秘匿です。 それでは、このままWeb拍手もちょっと更新します。 このSSのおまけです。こっちはなのはさん登場ですよーw 追伸 Web拍手内容変更のため、おまけはこちらに戻してあります。 1月14日変更 PR |
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コメント |
新年が明けての初のSS。今回はヴィヴィオですか・・・。仄々して良かったですね。しかし、ヴィヴィオは大人すぎ!もっと子供ぽくって良いのにと思いました。さあ、この先どうなって行くのか?それでは。PSユーはや待っています!!!
【2008/01/0609:08】||セブンウィンズ#2aa022e1cc[ 編集する? ]
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螺旋です。ユノヴィオでしょ?これは。ほのぼのしていてよかったです。ヴィヴィオとユーノは本編では接していないけど、すぐになかよくなりそうですねえ。えらそうなこといってすみませんが、個人的には最後におまけとしてなのはがでてくるとよりおもしろくなるとおもいます。
【2008/01/0614:38】||螺旋#5773b3b6c0[ 編集する? ]
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熊より狐派な私です(ぇ
ヴィヴィオかわいいねぇww キャロとはまた違った幼さを感じます。 |
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