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というわけで、新年あけおめー(遅すぎるわ 新年最初の更新はユノフェイだったはずが、なぜかユノなのなんだ。ごめん(ぇ 流れでは、前作である「穏やかなまどろみの中で」 の後日談的な内容であり、その前の「魔法なんて無くてもいいから」 から数えれば三話目。続き物は書かないといいつつ、そこそこ書いてるんですねー(ぁ 人数を増やしたくないので色々と試行錯誤をしております。 結果が凄いことに。とりあえず見ればわかりますw 詳しくはWebで! もとい、続きから!w これを読んでからWeb拍手をくれるとさらに特かも?w 追伸 いや、近頃ますますエセ関西弁が自分に住み着いてしまいまして、どうしても師匠(はやて)を出せと(ぁ まあ、出してないわけですがw
時空世界をいくら並べても、人としての社会、特に高度に経済が発展した社会。 そういった社会では、仕事を二重の自由という法則に基づいて労働する場合が大半だ。
二重の自由とは、生産手段の自由(どんな仕事でも良い)と労働者の自由(人権を確保される)という意味だが逆に言えば、自らは生産できない、つまりは労働者は仕事を選ぶことは出来ても、自ら仕事を作り出すことは出来ないことを意味するわけだが、ヴィヴィオにはその自由すらあるのか不思議に思う人がいる。
もっとも、ヴィヴィオが二重の自由を知っているのかとかそういうことはではなくて。 純粋に自分の知っているその人が休みを取っているところを見たことがなかったっていうだけで。
5月始めに、その人と一緒になのはママのママとパパという人の家に言ったとき始めた見た、その人の休めて嬉しそうな笑顔は印象的だった。兎角、その人の笑顔はヴィヴィオにも、今何かしら訴えかけてくるものがあったらしい。
ヴィヴィオが通っている魔法学院も休みな、そんな日。その人はなのはママがお仕事の日なのにヴィヴィオの家に来た。
―――――高町ヴィヴィオの楽しい一日―――――
その日、ヴィヴィオはちょうど休み。でも、なのはは都合が付かず教導隊のお仕事。 それはヴィヴィオにもわかっている。自分のママはお仕事が忙しい。多くの人に空を飛ぶ方法を教えて、また多くの人を助けるお仕事をしている。自分もそれで助けてもらった一人だからこそ、それは理解していた。 それでも、偶の休みぐらいはヴィヴィオと一緒にいて欲しい。
ヴィヴィオの本心は確かに、いて欲しい、という単純なものだった。
高町家のハウスキーパーをしているアイナさんと二人でいるのもイヤじゃないのだが、やっぱりママと呼べるだけの大切な人は別。ヴィヴィオは不機嫌気味ながらも、なのはママのことは理解しているだけに複雑な心情なのだ。そんなときだった、その人が来たのが。
「ヴィヴィオ、お久しぶり。元気してたかい?」
「ユーノさん、お仕事じゃないの?」
ヴィヴィオの家に来た人、それはなのはママの大切な人、らしいユーノさんだった。 何度か無限書庫にも行っているし、このごろは特によくなのはママと一緒に会うその人。ユーノがどれだけ忙しいか、ヴィヴィオはよくわかっていた。会うたび会うたびにお仕事。そんな人なのだ。 だからか、そんな風に第一声を出してしまった。ユーノがガクッと来ていたのは、会って最初の一言がそれだとは思わなかったからだろうか。
「そうだね、このごろは依頼件数も少なくて、大丈夫そうだったからお休みもらったんだよ、ヴィヴィオ」
「それじゃあ、今日はヴィヴィオと遊んでくれるの?」
目の前の人はヴィヴィオ的に言えば、とっても優しい人だった。なのはママやフェイトママとは違った意味で。 そのユーノは笑顔のままうなずく。
――ヴィヴィオと遊んでくれるんだー!
退屈だったからだけじゃなく、目の前の人と遊んでいられることが純粋に。 純粋に微笑を伴える、心から喜びが挙がるような、そんな感じになれるヴィヴィオ。 それは、心からユーノのことが好きだから。 なのはママの親友で、この前は抱き合っていて、とヴィヴィオが知っているのはそれぐらいだけど。 ただ、嬉しいあまりに本当なのか効きたくなるのは仕方ない。
「本当に本当!?」
「うん。でも、今日はなのはいないのかぁ……二人で出かけようか?」
「うん!」
外で洗濯物を干しているアイナさんとは話してきて、もう出かけることは承諾済みらしい。 ヴィヴィオにとっては、初めてユーノと二人でお外にお出かけだ。そりゃもう、嬉しい。 でも、なんで嬉しいのだろう……? ママでも無い人に、前からずっと感じていた思い、それは何なのか。 わからないけど、とりあえず……ユーノと出かけるために準備をするー、と部屋に戻るヴィヴィオだった。
―――
「あのクマのヌイグルミが欲しいー!」
「あれかぁ……」
ミッドチルダ・首都クラナガン中核都市区。ショッピング・モール「テレダイン・ライアン」 ミッドでも有数のショッピング・モールで、魔法学院に通っているヴィヴィオは家族でそこに行った、という話も聞いていたし、テレビを見れば一日一回はCMでやっているような有名企業がやっているので、みんないいなーと……なのははいつもお仕事で、ワガママを言ってはいけないから、なのはに言うこと無いにせよ、行ってみたいと……そうヴィヴィオは行ってみたかったのだ。
ユーノに控えめにそのことを言うとひとつ返事で良いよ、と言ってくれた。 なのはママにはいえないのに、ユーノさんにはいえるのはなんでだろうと、疑問は浮かんだけど、それを抑えても十分に嬉しくて。
そして、今、そのショッピング・モールのおもちゃ売り場で二人はヴィヴィオとほとんど大きさの変わらない巨大……ヴィヴィオ主観ではあるが、を見ていた。ちなみにクマさんでも、だいぶデフォルメされているので思いっきり愛らしい。
「あのクマさん可愛らしいよ?ユーノさん!」
「うーん。でも、なんかぁ……」
ヴィヴィオの家に置くにはちょっと雰囲気が違う。 デフォルメされているものの、やっぱりクマ。しかも今までヴィヴィオが持っているものよりも一回りどころは二回り以上は大きいクマさん。ヴィヴィオは欲しい欲しいとさっきからユーノを説得するぐらい。
「うー!なら、ユーノさんは何が良いの?」
「そうだねぇ……狐さんとか?」
「キツネさんは地味~」
横にあったキツネさんのヌイグルミ。可愛らしいが、ヴィヴィオから見るとクマさんより地味らしい。 キツネさんの顔がなのはママに見せてもらったドラ○もんというアニメのキャラに似てるし、と。 まあ、実際にはそのキャラがキツネっぽいだけで、キツネからすれば迷惑極まりない。 と、そのキツネさんを見てユーノは。
「それ、なのはには言わないほうが良いよ?」
「なのはママに?」
「なのはの部屋に前、これに良く似たキツネのお人形があったからね。 どういう経緯でこんなヌイグルミを飾っていたのか知らないけど」
ユーノがなのはの家に来たときにはすでにあったキツネさんのヌイグルミ。ウサギさんもじつはあるし、犬さんもあるのだが、明らかにキツネさんは浮いていたとユーノは前々から気にかかっていたらしい。 でも、ヴィヴィオはまあ、そういわれればそうだ、と思えるようなことで返す。
「でも、それならなのはママの家から持ってくればいいだけだもん!」
そのとおりだった。まあ、ヴィヴィオにしてみれば、なのはママのヌイグルミも興味があったり。 でも、ここではクマさんが欲しい。 なのはママの家にあるなら持ってくれば良いんだもん、とはまさにそのとおりだった。
「ああーー……確かに。逆になのはの家にはクマさんは無かったと思うから、うーん…… なのはママには内緒だよ?」
「うん!なのはママには内緒なの!」
「本当に、内緒だよ?ああ、すみません、このクマのヌイグルミを」
言葉ではそんなことを言いつつ、ユーノは終始微笑が絶えなかった。 実は、ヴィヴィオにはなのははおろか、フェイトよりも甘いユーノだった。親バカと後に言われるのだがそれは当のヴィヴィオが喜んでいるのでいいのだろう。 ヴィヴィオもヌイグルミを買ってもらえて、ありがとー!とユーノに抱きつく。 さすがにヴィヴィオに抱きつかれたところで慌てるユーノではないのでそこら辺は家族の愛情表現に近いのだろう。
とにかく。
ヴィヴィオ、自分とほぼ同じ大きさのクマさんのヌイグルミGet! というわけだ。
「おいしいねーユーノさん!」
「うん、確かにこの料理はおいしいかな?」
最上階のレストラン・エリア。 ヌイグルミを買ってご満悦のヴィヴィオだったのだがちょうど良いぐらいにヴィヴィオのお腹が鳴った。 真っ赤な顔をするあたりは、ヴィヴィオもユーノにそんなところを見られたのが恥ずかしくて。 でも、恥ずかしいのにご飯ー!とユーノにせがんだり。 本当に不思議、とヴィヴィオ本人でもなんでなのかわからなかった。
わからなくてもお腹は減る、というわけで最上階のレストランでも比較的高そうなお店に入った二人。 別に高いところに入りたかったわけではなく、単にすぐに入れそうなお店だった、という理由で入ったあたり、二人ともお金に関することで困ることは元から無いのかもしれない。 でも、食べた料理の味を見れば、この価格も納得なユーノ。確かに、おいしい。
「ヴィヴィオも、そのオムライスは美味しい?」
「うん!なのはママのも美味しいけど、このオムライスも美味しいよ!」
なのはが作ったのは特別とヴィヴィオは嬉しそうに話す。 何か隠し調味料でもいれているのかな、と思ったら違うらしい。
「なのはママが作るオムライスは、うーん……ママの味なの!」
「そっかぁ。ママの味か。それはよかったね、ヴィヴィオ。ママの味なんて中々食べられないよ?」
というか、ユーノは一度も食べたことが無い。 悲しいかな、恋人になってからもなのはが忙しく、ユーノも忙しくて、そういった類のものを食べたことが無い。 それ以前に、ユーノには母親も父親もあまり覚えにない。 いるにはいたが、ほとんど記憶に無いのだ。だから、親身という意味ではスクライアの族長のほうが上であるし、また家族と言う意味では高町家やレイジングハートのほうが近い。
「うん!だから、ヴィヴィオはいつもなのはママが作ったのは全部食べるの! それでね、苦手な食べ物があっても、食べるの」
「ヴィヴィオは良い子だね。でも、ここではそれをちゃんと食べてね?」
「うん!とっても美味しいもん!」
スプーン片手でオムライスを崩しては食べ、崩しては食べる。 オムライスの味は一度で二度美味しい。なんせ、中身はチキンライス。一度で二度美味しいとはまさにこれ。 ユーノが唯一疑問なのは、オムライスは地球でも日本生まれの食べ物。なんで、ここに?ということぐらいだが……まあ、気にしないでいいか、と考えるのをやめる。 ヴィヴィオが必死に、という表現が合うような感じにピーマンを食べ始めていたのだ。
「別に、ここでは残しても良いよ?」
「ううん。食べる、ユーノさんがせっかく……だもん!」
パクッ、と口に一気に運ぶ。顔は最初は元気な肌色を、続いて真っ赤になって、次の瞬間には真っ青になったが、何とか食べ終えて、元の肌色を取り戻す。
「ううう……ヴィヴィオ、食べたよー」
「うん、がんばったね。なのはじゃないけど、良い子良い子してあげるよ」
なのはママは、ヴィヴィオががんばると頭をなでてくれるよ、とはヴィヴィオ談。 実際にしてくれるわけだが、さすがに料理店で食べているときにそれをしてもらえるとは思わなかったらしい。 でも、やっぱり……嬉しい。 本当にユーノさん、ママみたい、と変な考えだとは思うけど、とヴィヴィオは撫でられて、ちょっぴり。
「ヴィヴィオ、良い子~」
「こらこら、また甘えて抱きついて」
「うーん。これがいいの~!」
結局、昼食は食べ終わってから移動するまで10分近く、二人はスキンシップみたいなことをしていたとか。
「お空がまっさおー!」
「風も何だか気持ちよさそうな感じだ」
場所は変わってミッドチルダ首都中央緑地公園。 昼食もして、お買い物もして、一息億にはちょうど良い場所だろう。 ただ、そこでも、噴水エリアと呼ばれる場所は本来は恋人たちがよく集まる場所。 まあ、時間は午後3時30分。集まっているのは一組、二組程度で、後は雑多な人が休憩などをしていた。 普通の子供はこの先の遊具エリアで遊んでいることもあって、ここにいる小さい子はヴィヴィオぐらい。
ユーノは最初、そっちに行くつもりだった。 が、ヴィヴィオはユーノと一緒に遊びたいのだから、一緒にいる!と言って結局、この噴水エリアのベンチで二人で空を眺めることになったわけで。ユーノもあまり遊びは良くしなかった、というか遺跡発掘ばかりしていたので二人で遊ぶ、と言われても何をすれば良いのかわからないこともあるが、ヴィヴィオも満足そうだった。
ふと、ヴィヴィオはユーノの手に抱きついて、そうしてたずねる。 知りたかったことを、何より知りたかったことを。
「でもユーノさん、なんでヴィヴィオと一緒に出かけてくれたの? なのはママいないなら、ユーノさんを普通にお休みしていればよかったのに」
なのはママは言ってたもん、ユーノ君はいつもお仕事ばっかりって、となのはの言葉も思い出して 目の前の人の忙しさとなんでなんだろう、という素朴な疑問が交差する。
なんでだろうね、なんて疑問系で返してきたユーノだったが、ある程度だんまりが続くと再び話し始めた。
「ヴィヴィオは、なのはママがお仕事を続けていることをどう思うの?」
「うーんとね。なのはママはみんなを助けるお仕事してるから、ヴィヴィオは平気だよ?」
「そういうことじゃなくて、ヴィヴィオはそれでもいいの? なのはと一緒にいたいとは、家族と一緒にいたいとは思わないの?」
そこまでたずねられると困る。実際にヴィヴィオはなのはママと一緒にいたい、とは思っているから。 でも、それがいいのか。自分はそもそもなのはがお仕事で助けてくれたのに、そんなワガママを言っていいのか幼いながらも、いやだからこそヴィヴィオにとって、それは何より感じてしまうこと。
「……ヴィヴィオ、なのはママとずっといたい。だけど……なのはママを困らせたくないから」
「そっかぁ……今日、実は最初からヴィヴィオと遊ぼうかなって思って休暇とったんだ」
「……えっ?」
そう話すユーノは本当に楽しそうだった。 仕事とか、そういうことを抜きにして嬉しそうなユーノは見たことがあった、ヴィヴィオが始めてみた「楽しそうな」ユーノ。それが自分と遊ぼうと、と聞けば聞くほどわからない。
「なのはは、あれで一度決めると中々引かないからね。きっと、ヴィヴィオのことも、教導隊のことを全力でやろうとすると思うんだ。でも、それは少し間違えれば両方とも失敗しちゃう茨の道。それを助けてあげれれば、ちょっとでも助けてあげたい、そう思うし、ヴィヴィオのことが心配でもあったんだ。 なのはがいなくて寂しくないのかなって。やっぱり、寂しい?」
本音を言って欲しい、そういう風にヴィヴィオには見えた。 この人の言うことはママと違う感じでママと似ているような気もして。
――これをパパっていうのかな?
そういえるだけの何かをヴィヴィオは感じれた。なのはママやフェイトママとは違って、だけのほかの誰ともまた違う。そんなユーノさんを見て。自分を心配してくれて、今日は一緒にいてくれて。
「……うん、寂しいよ。ヴィヴィオ。なのはママがずっと一緒にいてくれればって思うよ。 でもね、ヴィヴィオの好きななのはママは、お空で飛んでいるママなの! だから、なのはママにはがんばってほしいんだ!だからママのためにヴィヴィオもがんばるの!」
「……ヴィヴィオは、強いね。それを僕が決意するのにだいぶかかったのに。 でも、それなら。よかった」
「でね、なのはママで……」
そう言ってヴィヴィオが目の前のユーノを指す、すると。
「ユーノ、パパ?って呼んでも良い?」
「えっ?僕のことを?それでもいいの?」
「うん!ヴィヴィオは呼びたいよ、ユーノパパって。呼んでも良い?」
――ユーノさんはパパさん。 ――優しくて、優しくて。でも、カッコいいの!なのはママと違ってヴィヴィオが言いたいことを言えるの。 ――なのはママにもいえないことでも、ユーノさんには言えるの。
――だから、ユーノさんはユーノパパ!
困ったなぁ……と少しばかりヴィヴィオが抱きついていないほうの手を頭において撫でる。 いかにも困ったようなポーズをした後で。
「うん、いいよ。ヴィヴィオが言いたいなら、僕はユーノパパだ。でも、本当に良いの?」
「うん!今日、いっぱいいっぱいいて、ユーノさん、パパさんみたいだって思ったから!」
「なら僕がパパさんだね。 さてと、そろそろ帰ろうか、夕食の準備をヴィヴィオと僕とアイナさんでして、なのはママを待とう?」
「うん!なのはママが驚く味にする~!」
バッとユーノが立つ。 ヴィヴィオもベンチからたって、ユーノの手にやっぱり抱きつく。 暖かいユーノの手。お父さんっていうにはあまりにも小さいかもしれないけど、ヴィヴィオにとっては立派なパパさんの手だった。優しくて暖かくて。ママとはちょっと違う、そんな手。
もう4時。夕暮れもそろそろ。公園を高町家に向かって歩く二人の親子が見える。 家族にしか見えない、そんな二人。そんな……高町ヴィヴィオの楽しい一日。
おまけ
「わーい!ビーフシチュービーフシチュー~♪」
帰ってきた二人はハウスキーパーのアイナさんと3人で夕食作り。 そうして出来たのはビーフシチュー。アイナさん曰わく「私の丸秘レシピですよ」とのこと。 ヴィヴィオとユーノも手伝ったので、実際には三人の合作か。
そして、煮込みも終わって、食べれる状態になったちょうど良い具合になのはも帰ってきて。
「ただいまーごめんね、ヴィヴィオ。今日は忙しくてー」
「おかえり、なのは。夕食はできてるよ?」
「……おかしいなぁ……ここ、私の家なのに、ユーノ君がいるように見える…… お仕事やりすぎて幻覚でも見てるのかな?……って、幻覚じゃない!? ユ、ユーノ君!?来るならそう言ってよ!私だって困るんだからね!?」
ユーノが自分の家にいることにまず驚いて、話を聞いてほっと一息をついて。 なのはとしては、やっぱり恋人。 いきなり会うと色々と困るらしい。そこら辺、ユーノは案外あっけなく良いほうなのだが。
そして、今は 夕食を食べ始めているところ。
「うん、ヴィヴィオの作ったビーフシチュー美味しいよ。なのはママが満点つけちゃう!」
「やった~!うん、おいし~!」
「がんばった甲斐がありました。食材もちょうどあってよかったですね」
「アイナさん、すみません。 この家の人じゃないのに来ていきなりヴィヴィオと出かけたり、帰ってきたら料理と」
かまいませんよ、とアイナはむしろ面倒を見せてしまったユーノに礼を言って、いえいえとユーノも下がって。 両方ともそういう性格なのだから仕方ないが。
「でも、ユーノ君も一緒に作ったなんて、なんか今日あったっけ?」
「あったっけ、じゃなくて何か今日あった、かな?」
「え?」
良くわからないなのは。さっき料理を作っていたときに聞いたのか微笑むアイナ。 絶好調のヴィヴィオになのはに向かって色々とね、と言って楽しそうな笑みを浮かべるユーノ。
で、爆弾はすぐに落ちる。
「ユーノパパがこのヌイグルミ買ってくれて、それで一緒に料理作ったの! だから、今日はヴィヴィオとユーノパパの記念日なんだよ!」
「うんうん、よかったね。ヴィヴィオ、そっかユーノパパと……ユーノパパ!?!?パパ!?!? ええ!?ど、どういうことよ、ユーノ君!?」
なお、慌てたなのははそのまま、ユーノのほうに抱きついてしまったとか それに交互してヴィヴィオ~も、とユーノに抱きついて アイナさんが記念記念と意外と調子の良いノリで写真を撮ったりして。
高町家は今日もにぎやかだった。
ちょっと、普通の一家とは違うのかもしれないが。
あとがき
できたー!(ぉぃ ユノなのSSなのに、なのはが出てない二次創作が!(ぁ というか、ユノヴィヴィに近いな、これはw 前二作ではあまり出てないヴィヴィオが前面に、ユーノも完全に後ろにでて、ヴィヴィオ中心のSSとしての三つ目。良く考えたら、ユノなの系SSってユーノ視点は滅多に無い。ほかのユノフェイやユノはやはユーノ視点が多いのにもかかわらず。 ユーノさんと前二作で呼んでいたヴィヴィオがユーノのことをパパと呼ぶお話。 又の名をユーノの親バカ騒動記(ぉぃ
毎回恒例のような、軍事関係のネタを入れたりもして。 後はユノフェイで出てきたんだと思う、ミッドチルダの緑地公園が今回も登場。 ユーノとヴィヴィオの二人で座るとか、10年後にやると思いっきりカップルですが、今は無害です(ぁ
ヴィヴィオがユーノさんと最初に呼ばせたのは、こういう話を書きたいな、と思ったからなのですが。これでとりあえずできたね。うん、ヴィヴィオ可愛いw
あと、キツネさんはリリチャからと思われるかもしれませんが、違います。ちゃんとアニメ無印の1話を参考にして、なのはの部屋に犬さん、キツネさん、ウサギさんのヌイグルミを確認してます。あのヌイグルミ秘話なんていいましたが、まあ知りません。なのはの部屋って見た目より簡素で、あまりものがないんですよね。
では、感想返答ー
>エリキャロキタ;; >エリオとキャロだぜぃ。 >いややっぱりいですねー、なんか。 >最後のほうのキャロの「ほ、ほえ・・・?」とかかわいいです;; >あーなんかエリ×キャロが描きたくなってきちゃうじゃないですか;; >年賀状を書かないといけないのに・・;; >あ、エリキャロには十分見えますよー。
白ぅ神さんありがとー そうですか、エリキャロに見えましたか。それはよかったよかった(ぉぃ エリキャロはまだまだ勉強中。ユノなのとかはわかりやすいのですが、こっちはもっと幼さを強める必要性がありそうなので。主にフェイトさんの過保護が利いている(ぁ
>キャロはいつだって突然だw >エリオ×キャロに十分見えますよ。 >あと、キャロが突然な行動をとるのはよくあることだと思いますがw←偏見かなww ドラドラさんありがとなのですよー キャロは突然ですか。まあ、初回でラッキースケベしたエリオに対して無反応だったから、実は顔を赤くしたりするのか不思議と言えば不思議です。まあ、キャロは女性としてもちょっと成長したってことで。