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2008 02,18 00:50 |
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2月14日過ぎても書けなかった理由を とりあえず、今回書いたの、SSでは過去最大クラスの長さを誇ります。 SSという言葉は短編を指すので、長編以外では、ということですw 通常、テキストで20kb程度を目印に私はしているのですが…… 今回のSS、54kb(ぁ 半端なく長い。そして、長いためにシナリオが不自然w 後半はだいぶ飛ばしている感じがあるw 修正を試みたが修正が上手く行きません。 20kb程度で抑えておくべきでした。話がおかしい、正直に言えばw とにかく、とはいってもはやて編です。 同時にエリリン(誰だよって感じですがエリオ×リイン)っぽくもなってますが、多分目の錯覚です(ぁ とりあえず、時間的に超えているのでとにかく公開。 誤字脱字が多いと思います。膨大すぎて(汗 ともわれ、偽造設定多々w 気にしないで、これ各SSごとシナリオ独立してるから(ぁ ま、まあそれでもユノはやを俺は見るんだ、という方はどーぞー。
それはきっと夢だよと。 夢なんてない。 だから、私は……あの時、なんていったのだろう?
自分が自分である理由を。
―――――――――――――――
青い空、白い雲、緑色の森林。色とりどりの自然。 そして、その中にあって自然と同化するように遠くに立てられている旅館。 自然との共生とはよく言ったものだ。自然を利用した温泉もあり、さらには森林浴にも最適。
そんな茶髪の女性がゆっくりと周りを見ながら、とぼとぼと歩く姿は
「本当にここがクラナガン近郊だということを疑いたくなるわなーこれは」
「私も、家族や親友以外では始めてやね。いや、それ以外で行くことはまずないかもせえへんけど」
彼らの後ろを見れば、彼女、八神はやてが部隊長をしている六課の主要男性メンバーが揃い踏みだった。 なんだか、凄く不憫な感じがしないでもない。
「イヤなら帰ってもええで?シグナムは早めに到着しているんやけどなー」 「さてと。んじゃ、グリフィス補佐官、がんばりますか!」 「ヴァイスさん、あなたと言う人は……」
なにやら単に怒っているのか、それともそう見えるだけで楽しんでいるのか。
「はやて、それは大きく間違ってるよ。 「ユーノ。せっかくお前の為を思って家族旅行に誘ってやったというのにその態度は何なんだ、その態度は!」 「まあまあ、クロノ君もそんな家族旅行で仕事の話しなんてしないの」 「パパ、いつもお仕事のお話しばっかりー」 「ばっかりばっかり!」 クロノとエイミィの子供のカレルとリエラが口々にお仕事お仕事ー、と言ったためか、さすがのクロノも折れる。
「こっちだって、せっかくの休みに文句なんて言いたくないよ」
「なのはちゃんもフェイトちゃんもフォワードメンバーも、私を裏切ってチョコ作りしとるからなぁー」
よって、“普通”ならはやても、そこに混ざっているはずなのだが……
「そうやよ……管理職の苦労ちゅうか、そういうややこしさを感じたわ……」 「だからこうやってはやてちゃんも家族旅行に誘っておまけで六課の皆さんも、ってわけなのさ~!」
「ああ、エリオ君は初めてだったっけ?」
遺跡やベルカ式、書庫の司書長だけあってそのネタ張は広く、エリオもすぐに打ち解けられたようだ。
「な、なるほどね……そっか、エリオ君もか……」 「うん?ユーノ君、『エリオ君も』ってどーゆーことやろな?」
「そういえば、ユーノ君って毎年なのはちゃんやフェイトちゃんから貰ってたよねー?」 「もっとも、どれだけどんな展開があろうが、フェイトと関係を持ったらお前を牢獄にスカリエッティと同じ部屋に入れてやるから安心しろ」 「クロノもエイミィさんも毎年毎年……なのはやフェイトとはそんな関係じゃないんですってば」
「その山は僕も見たが……あれは無限書庫の女性司書全員と本局のファンクラブからか?
「あのね、はやて……食べてるには食べてるものもあるけど、さすがに食べきれないから。
「そっちはしっかりと貰って食べるよ。大切な友達だからね」
もっとも……
自分が一番好きだと思えるような人、が――のはなぜやろかぁ……、と。
それぞれが楽しそうな会話をしているうちにいつもは仕事ばかりしている彼ら一行は目的地に到着する。
温泉があるらしく、どうやらここのオーナーは第97管理外世界の日本の露天風呂がお気に入りらしい。 それが大ヒットしたことは大いに結構だが、なんというか……はやてから見れば「なんやこりゃ!?」というような状態だった。
「はやてちゃん~うわっ、凄いところです……」 「これは……はやて……」 「言わんといて、見ている私も悲しいわ……」
「いや、これはむしろ……」
「ええ、それと主はやて。言われたとおりに事前のチェックはいたしましたが……でした」 「!?……そうかぁ……」
「ああ、すまない。 「そういうことで、くじ引きを用意したから、ささ、皆揃ってくじをビシッと引いてね~」 「本当にすみません。ついこの前オープンしたばかりで、ごらんの通りご盛況をいただいたおりまして」
「この前、カレルとリエラのためにクロノ君がアイスを買ってきたら、3本も当たりがでちゃってさー」
「おお!?何も書いてねぇー!?んなばかなぁ!?」 「……何も書いて無いですね」
「私は残ったので構わん。スクライアが先に引け」 「そうですか?じゃあ……」
「でも、クロノ君も昔はあんなだったよね?」 「う、うるさいエイミィ」
部屋を決めて移動して、そこで一騒動あったのだが、それはさておいて。 ユーノとエリオ、そしてクロノは大浴場前まで来ていた。クロノから誘われたのは主な理由だ。
10年前の夢。 あれさえ思い出さなければ、別にいつもどおりに無限書庫にいたと思うのに。
「どーゆーことって、『男湯』と『女湯』って書いてあるだけじゃないですか」 「それだよそれ!?分からないかなぁ……!?混浴じゃないんだぞ!
――って、違う!なに考えているんだよ、僕!
「あ、クロノさんじゃないっすか。それにユーノ先生とエリオも。いや、でもやっぱり温泉と言ったら!」 「君は僕の妻の着もない姿を見たいと言うのかね?」
「そうだよな。なら、混浴である必要があるか?」 「い、いえ。まったくありません……くくぅぅっ!」
「はいはい。まったくクロノは結婚してからずっとこのノリなんだから。 「そ、そうですね。ユーノさん」
「うむ……」
体を一洗いして一番最初に入ったエリオは、じっくりお風呂に浸かっていた。
「ユ、ユーノさん……まあ、事件と言えばそうかもしれませんね。
「そうだな、局的な意味でも。そうでなくても、ここで言うような呼び方じゃないな」
「僕の台詞をいつも君は……そうだよ、はやてがそれでよし、とするとは思えない。 「そ、そうですか……そ、それじゃあ……そ、そのはや、はやてさんからバレンタインの話を聞いて。
いや、だからこそ。ユーノの方がそれに関してはだいたい想像が出来た。
「ユーノさん……ええ、そうなんです」
「……クロノ。やっぱり、そう見えるかな?」 「個人的には非常に残念なことに、ここ数年、僕にフェイトがくれるチョコの数倍、お前に渡すチョコは時間がかかっている」
「そっか、じゃない。なのはとフェイトは管理局でもベスト10に入るぐらいの人気美女局員じゃないか。 「クロノてい……クロノさん。僕は別にそういう意味でユーノさんに聞いたわけじゃ」
「……そうだね。多分、PT事件から闇の書事件ぐらいまでは、本気で好きだったんじゃないかな?」 「『だった』に変わった経緯はこの際どうでもいい。お前が今好きな奴を言え」
命令口調に些かの抵抗らしい表情を浮かべたユーノだったが、ふと声を漏らす。 やっぱりあの夢。
「約束?」 「約束、ですか?」
「告白ってお前……相手が誰だか知らないが、どんな約束したんだよ、お前?」 「僕も気になります。告白しても良い約束って何なんです?」
そうかな、とむしろユーノには思えるのだが。
「その約束はね……バレンタインに一つもチョコを貰わない、だよ」
「えっと……はい?」
「ううぅー!エリオに~ううぅ……」 「まあまあ、落ち着こうや、リイン。そんなにプンプンしとるのかそれとも恥ずかしいのかわからへんこと
「あらまぁ、エイミィにはやてさんたちも。奇遇ねぇ~」 「こんにちわ。皆さん」
「こんにちわ、八神はやてさん。あの節では娘のことを含めてお礼も言えず、ありがとうございました」
――温泉って、この手の効能がある場合も多いからやろか? なぜリンディといるかも含めて気になるところだ。
「まあ、ええなんとか。私も仕事が部隊長なんで、多くて。大変です」
「ええ。ルーテシアも私とエリオ君、だったかしら。のために作るって言っていたから」
「いえ、さっき部屋の方でちょっとした事故があってなぁ、と言うか…… 「それはまた大変でしたのね。多少は召喚もかじっているので時々私もヘマするんです」
「まあまあ、これはこれで面白いネタやし? 「あらあら。それはそれは……」
「わ、私ですかぁ!?」
「あははーシグナム~♪」 「お兄ちゃんずるいー私もシグナムーと遊ぶのー」 「二人とも、シグナムさんに迷惑かけちゃだめだよー」 「いや、エイミィ。これはなんというか、なんで二人とも私に抱きついて来るんだ?」 「さあ?珍しいんじゃないかな?」
完全にカレルとリエラのおもちゃにされていた。あれでは増援どころではないだろう。
「それじゃあ、あげる人はいるのね?」 「上げたい、と思う人は……いないわけやない、って感じでしょうか?」
ゆっくりと大浴場のお湯に浸かって、疲れを取って。気持ちもすべて隠しているものを取り払うように。
「なってしまった?妙な言い回しね?」 「最初はちょっとした賭けやったんですよ。その人がチョコを貰えるかもらえへんか。そんなくだらへん賭け事」
――いつの間にか、それが適えばええ、と思っていて。 はやてがいきなりに語る話、リンディが聞いてもそれは可笑しな話だった。
「その子、そんなにチョコもらえそうだったの?」 「もらえそうというよりも、間違いなく貰える、そして毎回今でも貰ってるんやと思います」
「ええ、そなもちろんありますよ?
愛、というよりもむしろ子供のお遊びの延長から来た話に過ぎない。事実だけを言えば。
なのはちゃんのような一途でもなく、フェイトのように強く求めるわけでもない。 自分が自分が、何をしたいのかだって分かっていて。でも、それを恋というのかすら分からなくて。 だから、こうしている。
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