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2007
12,25
23:59
ユノフェイSS「ホワイト・クリスマス」
CATEGORY[【リリなの】ユノフェイ短編集]
実は、クリスマスだけで二作SS完成させていた罠(ぁ
ひとつは某巨大掲示板に置いたのでこっちで公開する気はないのですが
(でも、実はブログに執筆時のログが残っている。データとして残されているため)
ユノフェイで、真剣に書くと僕はこれぐらいできるんだよ! っていうのはこっちでは目指したい。
もうひとつの方では相当キャラ壊してしまったし。まあ、ギャグを私が書くとぐだぐだになることがわかった。
ユノフェイの凄い人たちと比べると天地の差で私がダメダメなんですがw
とにかく、続きからどうぞ
ミッドチルダ首都 クラナガンはその気候を四季がしっかりと分かれる温暖な西半球に存在する。
なので、夏は暑く、冬は寒い。
その日、ユーノ・スクライアは朝から急いでいた。
管理局のアナログ・データベースたる無限書庫の仕事を早めに切り上げてきたほどに。
司書長の地位にいるので、そう簡単には休めないし、ユーノ自身自覚として自分はお人よしな面があることを熟知していた。つまり、彼は仕事バカな面があるのだ。そんな彼が今日に限ってクロノ・ハラオウン提督からの資料請求を拒否して……まあ、司書たちは拒否を喜んだだが……まで急ぐ理由があった。
「……待ち合わせまで……1時間か。
本局のトランスポーターを使えば、クラナガンの中央緑地公園までは30分もあればいけるかな?」
首都クラナガンは、別名「発展と廃墟の町」の異名を持つ。
管理局中心都市への再編計画で、多くの廃棄区画(再整備予定区画)が生まれており、中心部などはにぎわっているが、特にクラナガン北部では廃棄区画の再整備化が遅れている。
そういう意味では、再整備区画でも重要区画として最初から順調に進んでいる中心部や方面中核部は整備が順調に進んでおり、中央緑地公園は特にその象徴だ。なお、デートの待ち合わせとしてはありがち、とまで言われるポイントでもある。
ユーノは急ぐ急ぐ急ぐ。彼の……恋人は時間にうるさいわけでも、ましてやそういったことに怒る人ではない。
むしろ、ユーノの事情を良く知っており、理解力も十分ある。とは言っても遅れるわけには行かない。
今日はクリスマス。一ヶ月前からずっと約束していた、その日なのだ。
それに、遅れて彼女の悲しむ顔を見たくもない。
だから、ユーノは急いでいた。
―――――――――――――――
「あら、今年はお出かけなの、フェイト?」
「うん、リンディ母さん」
一方、こちらは首都クラナガンにあるほうのハラオウン家。
管理局将官クラスの集団住宅地にあるこの家で、フェイト・T・ハラオウンは黒いワンピース風のコートを着ていた。ちなみに中には黒のキャミソール・ドレスを着ている。
時間を先ほどから気にしながら衣服や身のこなしはどうかと心配だったフェイトだったが
リンディからOKをもらったので安心していた。
「そういえば今日はクリスマス……だったわね。誰かとデートかしら?」
「そ……そういうわけじゃないよ」
「そうなの?まあ、今日は私も地球の方の家に行くから、フェイトも何かあったらそっちにね?」
「わかったよ、母さん」
フェイトにとって今日は毎日毎日密かに待っていた日なのだ。
毎日、この日を楽しみだなぁ……思いに思ってきた日。クリスマスは恋人と、といっていたのははやてだったかな、それともアリサだったかな、と数年前のクリスマスのことを思い出してみる。
時計を見れば、そろそろ出る時間だ。フェイトとしては30分前には到着しておきたい。
彼が早めに着てくれるかもしれないし、また居てもたってもいられないのだ。
「それじゃあ、母さん。行ってくるね」
「はいはい。それじゃあ、クリスマスを楽しんでくるのよ」
ハンカチを手にして振るあたり、今も昔も母さんは変わってないな、と密やかに感じつつフェイトは家を後にした。クラナガンの中央緑地公園は……すぐだ。
―――――――――――――――
急いだ。それだけは確かだ。
仕事だって、多少後ろめたさもあったものの、司書たちの「早く行かないとフェイトさん怒りますよ?」という言葉で途中のまま出てきた。それでも、時間は余裕があったはずなのに、転送用のシステムがダウンしたとかで5分ほど待たされていざ行こうとすると、先に地上本部からの転送があって出てきたのが。
「あら、ユーノ君。お久しぶりね。今からフェイトのデートかしら?」
「リンディさん。フェイトから聞いたんですか?」
「いえ、あの子はいってくれないわよ。でも、大体そんな感じかなって思ってね」
時として、この母親はすごい洞察力を持つ。そうでなければ、艦長、提督の地位には行けない。
ただ、自分とフェイトとの関係は身内には内緒だったので、ちょっと困る。
それを察したのか、にこやかに微笑むと
「大丈夫。ほかの人には言わないわ。クロノには特にね」
「あ、その……ありがとうございます」
未だに妹のことが心配で仕方ない、らしいクロノ・ハラオウン提督。ユーノの悪友でもあるが、もしその悪友の妹と恋人関係です、とバレればあいつはいったい何をしてくるか、想像しただけで怖い。
それだけにリンディのその言葉は助かった。
と、時間はさらに過ぎていた。さすがに急がないと、とユーノはお礼を言うと転送ゲートの方に走った。
一人残ったリンディはぼそりとつぶやく。
「でも、あの子達が……知人と自分の子の二人が幸せなら、母親として喜ぶべきよね。さてと、孫の顔を見に行きましょ」
―――――――――――――――
予定時刻5分前。
ミッドチルダ中央緑地公園の中央にある時計台でユーノを待つフェイト。
30分前に到着してから、25分間。まだかなまだかな、と永遠そんなことをエンドレスで考えていた。
ユーノのことを思うだけで嬉しい、そう感じるのはおかしいのだろうか?
彼と無限書庫で執務官になるために勉強を教えてもらって、六課のときも資料調査に協力してもらい、今でも勉強は続いている。知識は多くて困ることはない。ユーノの話もとても面白く為になる。なにより、彼と居ることそれだけで十分、フェイトは嬉しかったから。
だから、いつ彼に恋をしていたかは定かではない。いつの間にか、そういうべきなんだろう。いつの間にか自分はユーノに恋していた。そして、思いを告げてからはもっと。
「まだ……かな……仕事、忙しいみたいだったし……」
ここ数日、ユーノはこの日を休むために仕事に勤しんでいた。それだけにフェイトとは電話とメールぐらいしかしていない。もともとフェイトは執務官であるので離れていることは多い。でも、自分が本局にいるときも合えなかったことはフェイト自身、想像以上に堪えていた。
だから、地上本部のある方から、彼が……ユーノが走ってきたときは思わず手を振ってしまったぐらい。
「ユーノ、ご苦労様です」
「はあ……はあ……ご、ごめんね。フェイト遅れて」
「いいよ、ユーノがお仕事で遅れたことはわかってるから。
それに……ユーノが着てくれただけで、私は嬉しいから」
本心からそういえた。彼が見えただけで胸が張り裂けそうなほど嬉しかった。
ユーノがいるだけで心が満たされるみたいで。
「そう言ってくれると、嬉しいけど。できれば、早く来れればよかったんだけどね。いろいろとあってね」
君の母さんに茶化された、とはいえないユーノ。
やっぱり恥ずかしい。恋人という感覚はあっても、こうやって実際に二人で歩くことはほとんどできない。
失礼ではあるが、これがなのはやはやてなら、定期的に合えるのだが、フェイトは時空潜行艦隊所属で、その休みは不定期。ユーノの休みも不定期となれば、デートなんて告白から一年でまだ3度目だった。
だからこそ、フェイトと一緒に歩けるときは存分に歩きたい、ユーノの何も隠さない思いだったから。
「いろいろ?」
実は急用があったのに断ってきたのじゃないかと心配になるフェイト。
いくら彼といたいといっても、そこまでしてもらうと後ろめたさもあるから。
「ああ、別に急用というかそんなわけじゃなくて。転送装置がシステム復旧中でね
とにかく、その……歩こう?」
「そ、そうだね……」
「手、つな……ごうか?」
「うん。ユーノ、私もそうしたいよ」
そう言って二人は手をつないで歩き出す。
外はマイナス一度。ミッドでは魔法技術のおかげで寒さはだいぶ防げるが
それでもマイナスともなると寒い。
公園にはフェイトたち以外にもカップルが多かった。さすがこの手の名所となっているだけはある。
そんな公園の中でも、二人は目立っていた。
そもそも、二人とも著名人、管理局関係で……だから知っている人もそこそこいる。
しかし、二人の容姿も、また男女問わず、理想としたい容姿だった。だからこそ目立っていた。
二人ともそれを知ってか知らずか、公園をゆっくりと歩く。
途中でフェイトがユーノのほうによってきて、肩を寄り添わせた。
「フェイト?」
「その……寒くて。ユーノと、もっと近づけば……と思ったの」
そっちの方があったかいかなって、と照れながら話すフェイトに、恥ずかしいながらも嬉しさを感じる。
彼女が、そんなことを言ってくれることが、何よりも。
自分もだから、と思えた。
「そうだね。僕も……君と一緒に寄り添って歩けた方がいいかな?」
「あ、ありがとう。ユーノ」
「別にありがとう言われることじゃないけどね」
そう、ありがとうを言われることじゃない。自分も、そうしたかったから。ユーノはゆっくりと寄り添いながら再び歩き始めた。
―――――――――――――――
公園を軽く散策して景色やちょっとしたことを話した後、二人は
クラナガンでも有数の高級レストラン「アビアシオン」に入った。
レストランに服、宝石とコーディネート関連ではグループを組み、一部では管理局のバリアジャケットデザインも手がけている複合企業でもある。
「こんな高いところで……いいの?」
「フェイトが喜ぶかなって思ってね。ここは味に関しては間違いないって、知り合いが言ってたから。
それにお金に関しては僕も君も有り余るぐらいの給料があると思うけどね?」
二人ともお金はあるのに使わない。使うものがないのだ。
ユーノにとっても、フェイトにとっても。食事その他の食住は提供され、服も大半が管理局の服。
買うものは滅多にない。ゆえにお金は雪だるま式に増えていた、だからこれぐらいは。
「そうだけど。ユーノがこんなことしてくれるなんて思ってなかったから、嬉しいかな?」
「そう言ってくれるとわざわざ予約した甲斐があったよ」
そう言っている間に食事が運ばれてきて、ゆっくりと二人で楽しみながら食べる。
食べてみて、確かにこれは美味しかった。そんな笑みも二人には微笑ましい、上機嫌になれた。
「ユーノって、優しいよね」
「僕はそんなにみんなが言うほど優しいつもりはないんだけどね。フェイトだから、優しいんだよ」
「も、もう……そんなこといわれると、私嬉しくなっちゃうじゃない……」
ユーノにそういわれるだけで頬は赤くなって、緊張してしまう。
フェイトだって、乙女なのだから。好きな人に言われると本当に、楽しくて、その言葉が、彼が。
ユーノもそれが本心だったから。
ユーノは、きっとそれが別の女性だったら、今日は無理だと断っていた。恋人で愛しい彼女だからこそ
フェイトだったから、無理をしても今日を空けた、その心は真実偽りがなかった。
「私だって、ここまで……安心できるの、本心で言えるのはユーノだけなんだから」
「それは、僕も嬉しいかな?フェイトにそう言ってもらえて。フェイトが嬉しいなら僕も嬉しいから」
「やっぱり、ユーノってずるい……」
「……えっ?」
そんな恥ずかしいことを普通に言えちゃうなんて。
でも、自分も、彼に楽しんでもらいたい。彼の笑みが見たい。そう思えるから、自分ができうる限りに。
それを。
「なんでもないよ、ユーノ」
―――――――――――――――
食事を終えて、二人は再びクラナガンの中心地を歩き出す。
外はさらに寒くて、そして……
「雪……」
「雪、だね」
セルシウス温度0℃を下回ると発生する自然界の芸術。それがクラナガンの街中に降り注いでいた。
雪、そう呼ばれるものは雪とかかわりのない国ほど表現は単純らしい。
「綺麗……」
雪の結晶は空気の純度で綺麗さが違う。魔法文明を推奨し大気は綺麗なミッドでは本当に綺麗な雪が降っていて。フェイトにとって、神秘的なものだった。こうやってユーノとデートをしているときに降ることが。
ふと、フェイトはいきなりユーノに抱きつからされて。
突然すぎて、あたふたするフェイト。でも……あったかい。彼は本当にあったかい。
抱きついたままユーノは話し始める。
「一度、してみたかったんだ。ごめんね、フェイト」
「ううん。いいよ、私、ユーノのこと好きだから。暖かくて、本当に
ユーノのためなら、私はなんだってしてあげたい、って思うから」
「フェイト……」
ユーノは、いつもフェイトの為に何かしらをしてくれていた。勉強にしても、なんにしても。
執務官としてもユーノが何度か助けてくれたこともあった。だけど、それに見合ったお返しを自分はしてない。
フェイトはそう思っていた、だから何でも彼にしてあげたかった。彼が望むように。
フェイトの思いを聞いて、ユーノはさっきより強く抱きつく。
嬉しかった、同時にそんなことないと思った。ユーノは彼女の笑顔を、彼女のしぐさを、そんな彼女のすべてに
いつの間にか惚れていた。恋をしていた、なのはとは違う何かを感じていた。
そして、フェイトの笑みを見れたから、仕事も何だってやり続けられた。もし、それが無ければ何度か倒れていたかもしれない。でも、フェイトのおかげで元気をもらえたから。
「フェイト、ありがとう。でも、僕は……君といられるだけで嬉しいから」
「ユーノ、それ本当?」
「うん。あ、そうだね……ならフェイトにお願い事がひとつ、あるかな?」
雪の降る公園まで歩いてきて二人は近くのベンチに座って。
ゆっくりと空を見上げながら、思いにふけった。
「私へのお願いって?」
「……キス、してもいいかな?」
「……していいよ。どれだけしても、いいから」
そういうのと同時に二人の唇は重なって、フェイトはそれをなされるままに受け取る。
ユーノの舌が自分の口の中にまで入ってきて、それを受け止めて。
お願いでもあるし、彼のために何かしたいと思った。そうしないと思った。
そういった思いの集合として、そうしていた。
何より、フェイトは彼のユーノのそんなときの笑顔が大好きだった。自分を求めてくれる彼が。
それが終わって、二人の唇が離れるときには、フェイトは何だか幸せだった。
ユーノと恋人として、こうしていられることに。それはユーノも同じで。
むしろ、ユーノはキスをすると同時に、決心もしていて。
「これ、フェイトにクリスマス・プレゼントなんだけど……あけてみて」
渡されたのは宝石箱。中にあったのは、翠色の宝石と金色の色の宝石をあしらった指輪。
宝石にはあまり興味が無いフェイトでも、それは綺麗で目を奪われそうで。
「さっきのところで予約しておいたんだよ。
シトリンとクリソプレーズ……フェイトとその……僕の魔力光の色が似てたから。
新しい始まりを意味するクリソプレーズと豊かな感受性と明るさをもたらしてくれるシトリン。どうかな?」
選ぶだけに数時間もかけてしまった、とは恥ずかしくていえなかった。
クリスマス・プレゼントとして、合っているのかも不思議で。
「ユーノ、本当にありがとう。私、本当に……」
指にそれをつけてみて。いとおしい笑顔と金色の髪は緩やかな風で流されて、ユーノが見たフェイトは本当に神秘とか、そんな感じだった。本当に、本当に。
「でも私も、クリスマス・プレゼントあるんだよ?」
そう言って袋に入っているものを取り出す。そこから出てきたのはマフラーと本のカバーだった。
「これ、私が作ったんだけど……ユーノってあまり外で無いからマフラー作ってみたんだけど意味ないかなって思って。だから、ユーノって言ったら、本を読んでいる姿が思い浮かんだから、本カバーも一緒にしてみたんだけど……?」
「ふふっ、フェイトありがとう。両方とも使わせてもらうよ」
マフラーを巻いてみて。あったかくて。久しく感じてなかったぬくもりを存分に味わって。
そして、もう一度フェイトの方を向いて。自分は満足だった。
「雪、ホワイト・クリスマスだね、フェイト」
「うん。そうだね、ユーノ……」
ユーノもフェイトも立ち上がってもう一度見詰め合って……
「「メリー・クリスマス♪」」
二人の聖夜はゆっくりと過ぎていく。二人とも満足できるように。
二人とも、愛し合うように。まだ、婚約とかはまだ、だけど。だけど、今はこうしていたいから。
後書き
とりあえず、25日にあげないといけないので感想その他は省略(ぉぃ
書き終えたのが52分だからね。急がないと過ぎちゃったZEになっちゃうw
感想返答は記載終了後の追記として書きますので。
でも、自分、フェイトさんを受身にしたがるな、おいw
ユーノスレで思いっきりユーノに対して受身なフェイトさんに萌えてしまったのが発端だろうけど。
ある意味、普通のクリスマス。そして私はメリー・クルスミマス(ぉぃ
一人でPCに向かっていると悲しくなるんです。でも、そんな聖夜に私はSSを書いた(ぁ
話の感じ的な流れはユノはやの『内緒の関係』にも通じるものがありますが、あっちはむしろ対等関係。こっちはユーノが主でそれについていくというか、受身的な形でフェイトがいる。フェイトさんは良いお嫁さんになるよ、あらゆる意味で(ぁ
さて、今回はちょっとネタを隠して入れました。具体的にはいえませんが、ヒントはそうだね……
「私は仮想戦記などの軍事系も好き」「ラファール」ですかねw まあ、相当なところ付いていれましたが。
それでは、時間が23時58分になっているのでw
追記(26日0:00)
というわけで感想返答です
>今回は間接方のユーノ×なのは。まあ良いと思います。でも今回は恭也×忍ですね。ユーノとなのはの関係をや距離感を例えた。
>今後の二人はどうなって行くのか?そういえばユーノ×フェイトも偶には書いて下さい。では。
こんばんわです、セブンウィンズさん。
はい、ユノフェイ書きました(ぉぃ
でも、私が書くとフェイトはやっぱり受身なんだ。
『ユーノのためなら、私はなんだってしてあげたい』とか、ユーノが勘違いしたら困りものの発言なぐらいw
恭也と忍は、まああれで結婚ですし、あの続きは書きたいですね。親父の複雑な心境と三人家族同然のユノなのヴィヴィオとかw
>はじめまして、bookwormと申します。本日、初めてここを訪れました。
>自分もユーノ×三人娘が大好きなので、随分と堪能させていただきました。文章を書くのは苦手なので、あまり>コメントは出来ませんが、これからも楽しみにしておりますので頑張ってください。
>追伸
>『司書長の花嫁探し』シリーズの最初の方を探しているのですが、見つかりません。どこにあるのでしょうか?
はじめまして、bookwormさん!
花嫁シリーズは、現在長編凍結に応じて、未公開にしております。
短編で実力つけないと長編なんて無理なこととシナリオが詰まらないので。
いや、できるだけコメント書いてくれると嬉しいですが、読んでもらっているというだけで嬉しいですよ。
マンネリ化といわれないように、三人の違い、を映し出さないといけませんけど、そろそろw
>・・・かぶったorz
>ま、まあいいっすよね!
>自分のは出来上がるかもわかんないし!
>出来上がってあげることなったらちゃんと釈明しに来ます・・・
>やっぱり冷静に見るとなのはって勝手ですよね。
>何処かの誰かを、もっと多くの人を、って一生懸命に考えてるのはよく分かるのですが、
>そのために周りの身近で大切な人たちをおざなりにしてしまっているように見えます。
>ヴィヴィオは魔法学院に入りましたが、それってどうなんでしょうね。
>なんというかヴィヴィオはなのはの邪魔をしないように頑張っていい子にしているように見えます。
>あの年頃は最も人恋しいときでしょうに。
>なのは、最終回で三週間の教導やってましたよね・・・
>その間、ヴィヴィオどうしてるんでしょう。
>そんなリリカルなのはの影に光を当てた素晴らしいSSだと思います。
こんばんわーでも、名前欄が無いのでななしさんー(ぁ
なのはさんは信念を曲げない、というのが一期の設定からありましたから、ある意味必然ともいえます。
今回の話から続けて、最後には彼女が空から降りる日、が出てくるかもしれません。
でも、それはそれでなのはじゃないかも、と思うので考えものです。ヴィヴィオを小さいころのなのは、とする意味はヴィヴィオががんばっていい子しているそれとも一致するんですよ。士郎さんが怪我したころのなのはは、今のヴィヴィオそのものかもしれませんね。そこら辺で上手く表現できると良いのですが。
がんばりますw
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さあクリスマスの恋人・ユーノとフェイト。何とまあ微笑ましいですね。リンディさんの弄りも良かったです。これを知ったクロノの行動が想像が付きその後フェイトに制裁されるのが目に浮かびます。そういれば某〇を想う詩の投稿SS版でクリスマスネタを書きましたが見ましたか?まあユーノ×はやてですが今回はシリアルネタをショートで書きました。リインⅠ絡みです。では。
【2007/12/2619:36】||セブンウィンズ#2aa022e1cc[
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