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2007 11,19 23:09 |
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実はサイト名を変更予定。ブログといいつつ小説の公開所となりつつあるのでw
・・っと、何をいきなり言われそうですが、私って一応「ユノなの」派の創作家のつもりなんです。 ところが、やれユノフェイやら、やれユノはやなんて書いている。 というかここまで書いてユノなのがないというのはこれどーゆーことじゃ 月曜に加筆して、速攻でユノなのSSを書いてみた(ぁ これが書いてみると不思議と不思議。 後、とりあえず、12歳以上推奨(ぇ なお恒例(ぇ)のコメント返信は小説の後、最後に今回は書かせてもらいました。 ユノなの短編集(のはず)
―1―「とある教導官の裏話」 「はい、今日はこれぐらいで訓練は終わりだよ」
首都標準時午後6時過ぎ。時空管理局・機動六課の野外訓練場では 高町なのは一等空尉の、凛とした声が響くと同時に訓練をしていた4人こと スバル、ティアナ、エリオ、キャロはふう、と緊迫していた気を弱める。 訓練とはいえ、緊張の糸っていうのは長くは続かない。 普通だと、夕食の後、7時半から1時間更に訓練があるので、休める時は休んでいかないといけないのだ。 が、なのははアグレッサーモードのバリアジャケットを……
実は「侵略者(もっともなのはの所属がアグレッサー・教導部隊だから)」という意味を持つその服を解くと… 「あれ?なのはさん、制服じゃないんですね?」 「うん、スバル。これからちょっと出掛けないといけないから♪
だから、夜間練習は今日は中止になっちゃうけど、ごめんね」 「いえいえ!そんな心配しなくてもいいですよ!」
実際、今日の教導訓練はいつもより厳しく、横や後ろにいる仲間たちも相当疲れているご様子なので 夜間練習がないことを実は喜ぶスバルであった。 ティアナも助かったという顔を見せていたぐらい、本当にきつかったのだ。 なんだか、教導しているなのはが妙に上機嫌だったせいで ティアナに放つディバインシューターをディバインバスターに間違えたり(汗 そんな感じで妙な機嫌に新人メンバー一同、なんなのか怪しんでいたのだった…
なのはは、上機嫌のまま、ジャケットを解除して、元から来ていた私服で 「それじゃ、頼んだよ~」といって行ってしまい、分からずじまいになってしまい、さらに謎は深まるし。 唖然としていた新人メンバーだったが、その後はやて部隊長やフェイト隊長と共に食事をしたときに
その話になると二人は、またか、見たいな顔になる二人に 疑問を思ったエリオとキャロが聞くとフェイトが一言。 「なのはは、ユーノに会いにいくときはいつもそうなんだよ」 「ユーノって、あの無限書庫司書長のですか?」
「えっと……ホテル・アグスタにいたあの人ですよね?」
エリオが、ついでキャロが同じように確認してフェイトがそうだよ、というとなにやら納得したような顔をする。 あの時、なのはとユーノがあう現場を見ていたから分かる、なるほど、と。 もっとも、なのはと近いはずのスバルとティアナはそんなことをまったく知らないので依然として「?」だったが。
「ああ、二人はほぼ面会があらへんのか…まあ、こんな人やよ」 と、はやてが管理局員データベースを操作してユーノの3D画像に経歴を出し始めた。 「現在は管理局データベース、無限書庫書本のデジタル・データベース化を進めている書庫の司書長。 9年前にはまったく使えへんかった無限書庫を実働可能状態にまで持っていったことによって 本局とミッドから局内権限少将およびミッドチルダ政府の図書館総括官待遇を約束されとる」 「えっと……ちょっと待ってください!?
エースでレアスキル持ちの八神部隊長ですら2佐なのに、その人、その年で少将なんですか!? しかも、ミッドの図書館統括官って言えば、大臣待遇ですよ?!」 「まあ、落ち着いてな。
局内でも重要事項、管理局の命運を分けるような書物の管理をしとる無限書庫の司書長なんやで? ミッドチルダ政府公認・非公認の情報すら存在する書庫の司書長だから、そうでもしておかへんと安心できへんのよ」 「でも、ユーノがそんなことするつもりはまったくないと思うんだけどね」
ユーノって、権力欲はまったくなさそうだし、とフェイトが笑いながら言うが ティアナはどういう人たちの集まりなのかと、頭を抱えそうになった。 そんなお偉いさんが……お偉いさんが!? 「って、そんな人のところになのはさん会いにいったんですか?!」 「まあ、そうなるなぁ…ああ、それとひ弱そうに見えて、これで魔導師ランクは総合Aなんよ?
だから怒らせると、武装局員でも手がつかへんくて怖いでー」 「は、はやて! そんなこというと……」
何故か突然フェイトが恐ろしそうにはやてを静止するが、待っていましたといわんばかりに はやては新人メンバーに話を続ける。こういう噂が好きなのは、さすがはやてと言わんばかりに。 「でも、やっぱりAランクって嘘じゃなんですかー、どうみてもひ弱そうですよ?」 「いやいや、スバル。これでもヴィータを梃子摺らせたぐらいの能力の持ち主なんよ。
ヴィータの本気の攻撃でなのはちゃんのシールドは破れても ユーノ君のシールドは破れへんかったぐらいや!」 「ヴィータ副隊長のあれを止めたんですか!?しかも、本気で!?」
前線メンバーでも特に前衛のスバルは何度かヴィータの攻撃を受け止める練習をしていたが あの古代ベルカ式の攻撃はシールド破壊に関しては特に強力で、未だにスバルはまともに止められなかっただけに、その話しは興味を大きく引いた。 「そうや、しかもあれでなのはちゃんの砲撃を普通に受け止めるんよ!? 私はあれを見たとき、あの悪魔のような砲撃の嵐を止められるもんやと関心したのを覚えとるよ」 前線メンバーは全員そろって、そのウインドウに移るユーノを見直してしまう。 この人のこれにどうすれば、なのはさんの砲撃を止められるのだろうかとマジマジと…… と、キャロが何かに気づいて、エリオに恐ろしそうな顔で訴え始めた。 それを見たエリオは何かと思って聞くと、同じくこと恐ろしそうにそれをスバルとティアナに伝えようとしたのだが… 「なんか、規格外っていうのを地で行く二人ですね」 「で、なのはちゃんに魔法を教えて教師役になったのもユーノ君だから、つまりはスバルたちは
ユーノ君の弟子の弟子ってことになるわけや」 「この人、なのはさんに魔法教えた人でもあるんですか!?」
「そうなんよ。二人がコンビを組むと前に進むも後ろに逃げることもできへん、まさに魔王のテリトリーや……」
「逃げれば砲撃。進んでも攻撃は防御され、逆にバインドで拘束される……怖すぎですね」
三人が、その恐怖について淡々と語ると、そこに一言。 「ちょっと……お話聞いてもらおうか、はやてちゃん、スバル、ティアナ?」 酷く落ち着いた声に思わず後ろを振り向くのすら怖くなる…… いやこれを怖いなんて形容詞で表現するのは間違っている。 地獄への道は見たくない、そんなこと誰だって同じだ。 これはむしろ自己防衛の本能が向くのを拒絶しているというに相応しかった。が、しかし。 「早くこっちを向かないと、このままでお仕置きするよ?」 「「「は、はい!分かりました!」」」
その声に誰が逆らえるというのだ。後ろを向くとそこにいたのは 悪魔やら魔王やら言われていた本人、高町なのは一等空尉がなぜかそこにいた。出かけたはずなのに。 「あ、あの……なのはちゃん、確かでかけたんじゃ……」 「うん。ユーノ君とお食事して、その後六課に行ってみたいっていうから、帰ってきたの。
そうしたら………三人とも、これからどうしてほしいかな?」 ヒィィィ!?!? 魔導師ランクでなのはより上であるはやても、制限のせいではやてはなのは以下だ。戦えば必ず負ける。 というか、今の表情のなのはには制限が無くても勝てる気がしないはやてだった。 どうしたものか、この関西人(京都)の血は逃げの手を考える… フェイトちゃんは……ダメや、もう逃げとる。足速すぎや。伊達に速攻が取り柄や無いわ。 エリオとキャロは……仲良くなのはちゃんの方向にいる、あれも逃げたな、しかもちびっ子カップルで羨ましいで!
逃げの手は結局見つからない。 ティアナとスバルにいたっては、すでに恐怖のあまりに固まっていた。これだから新兵はだめなんや、と 場違いなところで熟練の兵士を思わせることを考え付くはやてさん。 なのはは既にレイジングハートを持って殺る気満々。あれが待機モードから戦闘形態になれば誰も止められない。
既に手は出尽くしたか、と勝てる見込みはほとんどないが、はやてもシュベルトクロイツを取り出す。 あわや、流血か、と思われたときだった。
「もう、なのはも許してあげなよ。はやてだって別に嫌がらせで言ったわけじゃないんだから」 「うぅぅ……ユーノ君がいうならそれでいいけどぉ……」
先ほどの殺気が嘘のような声でなのはは甘い声で返事するとレイジングハートも閉まって後ろにいた… 無限書庫司書長、そしてなのはの恋人ことユーノ・スクライアの方を向く。 はやてたちにとっては、まさにその姿は救世主に見えたとかなかったとか。
「…あらゆる意味で凄いですね…スクライア司書長…ユーノさんって……」 フェイトの方に逃げていたエリオとキャロだったが、そのあっさりすぎるなのはの行動変更に エリオが口にしたのはそんな言葉だった。 フェイトもキャロも激しく同意だったが。 「まあ、前も昔も意味は変わっても「パートナー」だからね。だからこそ言葉に重みがあるんだと思うけど…」 「私もエリオ君とそんな信頼できる仲になってみたいです……」
「ええと…その、キャロ……僕はキャロを信じてるから、その……」
フェイトを挟んで熱い空気がまたしても発生。 数年前にもこんな空気を味わった(目の前で今、熱々ぶりを見せている某司書長と某教導官が出していた) からか、それとも自分の子供みたいな二人だからか、ゆっくり二人だけにしておく。 断じて、熱々すぎる空間から逃げたのではないと思いたい。
熱々なユーノとなのはが人話し終えて再びはやてたちの前に戻ってくるころにはさきほどの
殺気を発していたなのはさんはまったくいなかった。というか、忘れているかのような笑顔だった。 「とりあえず、僕がさっきはやてが言ってた司書長のユーノ・スクライアなんだけど…… 9年前の話であって、今なのはの全力全開の砲撃を止められるわけじゃないから、そこだけ訂正を…」 「えっ、ちょ、ユ、ユーノ君!!(真っ赤)」
「あはは、冗談だよ冗談。
これでも今もそこそこ時間が空けば鍛えているからなのはのどんな思いでも受け止める自身はあるよ? 例え、あっちの方の思いでもね?」 「うぅ…ユーノ君、いつの間にかひねくれたよー?」
訂正。戻ってきても、二人はそこだけ虚数空間で隔離されたかのように独自の空間を開いていた。 まるで周りの人のほうをまったく見ていないところなんか特に。 「あの、部隊長。あの二人って………」 「ああ、皆までいわへんでも分かるからええよ。見たとおりに…バカップルや…」
ティアナとはやてのそんな言葉がかすれて聞こえそうながら ユーノとなのはのバカップルな言葉が永遠続くかに見えた六課の食堂であった。 実際に30分間も、ユーノとなのは、そしてなぜか途中でバカップル話しに入ったエリオとキャロも含めて
話しは無駄に大げさになりつつあった。 …2プラス2の話といえば聞こえはよいが… 用はバカップル(なのは&ユーノ)とバカップル(キャロ&エリオ)が話しをしているときの空気は 相手のいない人たちからすれば、本当に甘いわぁ…と思うだけのものだったりするが。 …あいにく、四人とも気づいていなかった。バカップルゆえに。 「だね。戦闘のパートナーっていうのはやっぱり助けたい時に助けられないとね。 僕はそういう意味ではなのはをあまり支えられなかったけど……」 「ユーノ君!そんなことないって!私、PT事件の時から言ってるけど!」
「うん、分かってるよ。なのは。だから、エリオ君にはちゃんと守れるだけの力をつけて欲しいんだよ
僕だって、好きな人は守りたい。今の仕事だってなのはのためだと信じてるから続けてるからね」 「あ、はい!ユーノさん!」
「「………(赤面)」」
実は話の中では、勉強になることも多く また、新人メンバーとしてはなのはの意外な一面を見れるいい機会でもあった。 時々、バカップルさが全開になること以外は。 ただ、照れているなのはなんて、きっと中々見れるものではないだろう。 毎回見慣れているはやてあたりは「はいはい、ユーノ君となのはちゃんを見るたびにこれや」とバカップルぶりにあきれているようでもあったが、そこら辺は師匠の楽しみというのもあるらしい。 その会話もユーノ宛の通信で遮られた。相手は言うまでも無く某ハラオウン提督だった。 『ああ、ユーノか。休暇のところ悪いが、第101管理外世界の……な、なんだ、この空気と視線は……』 クロノとしては、なのはの強烈過ぎる目線はともかく なぜ他のメンバーも厳しい目で見るか分からなかった。 しかも、義理の妹であるフェイトに目線があると。 『兄い様、またなのでしょうk……』 『ま、まて!フェイト!その呼び方はヤバい!特にエイミィに聞かれたときには、僕の最後だ!
というか、なんでいきなりそんな呼び方をする!』 『兄い様、私のことを捨てるつもりなのね……』
『わ、分かった!ユーノに頼む件は翌日に回す、だから……』
「な、何言ってるの!お兄ちゃん!」
といい続けようとすると…『フェイトの隣にフェイトが映る』という摩訶不思議な現象を クラウディアの艦長席のメインスクリーンで見ることとなった。 まあ、もちろん片方は……
フェイトの姿を纏っていたそれは、独特の魔法光を放って… 「クロノ君、私をお子様扱いするとこうなるんやで!あはははh!!!!! ま、ちゅうわけで今の動画を編集してエイミィさんに送られたくなければさっさと通信切るんやな! というか、切らへんとなのはちゃんに私らがやられる!」 蒐集行使にて過去に持っていた変身魔法を使った某部隊長だった(汗 ちなみに既に動画済みなのは、さっきからなのはとユーノのバカップルなところを録画していたかららしい。 静かと思えばさすが師匠。 「は、はやてちゃん…それはどういうことかな!」 「今、私をやったら、ユーノ君に仕事がはいるでー?」
「ぐぐっ……」
『……分かった、その明日に再度請求するからフェレットもどきは存分に休暇を楽しんでくれ……
後はやて、ちゃんと処分しておいてくれよ』 「わかってるでー、そこら辺は抜かりないわ!」
何の抜かりだ、と思いつつ、呆れてクロノは通信を切った。 なお、後日、はやてが処分した動画はなのはが回収した上で、クロノにユーノ休暇を邪魔させないための 武器として使われることになり、その動画の真相が不明なところから裏では 「クロノ提督の妻にもいえない秘密」などと比喩られて、結局エイミィにクロノは恐怖を見ることになる。 「クロノ、なんだか可哀想な気が……」 「ま、まあいつもユーノに無理させてるみたいだから、あまり気にしなくていいよ。
後で私からそこら辺は言っておくから。 さあ、エリオとキャロはお風呂の方に行って。スバルたちもだよ。 ……さて、はやては私と大事な話しがあるから、さあ行こうか?」 「あ、あの…フェイトちゃん?さっきの変身は出来心というか、なのはちゃんとためというか…」
「うん?言い訳はいいよ、はやて?」
「そ、そんな…なんか、雰囲気がなのはちゃんらしくな……ぎゃああぁぁぁ!?!?」
微妙な魔力を出してはやてを感電させると引っ張って移動するフェイト。
どうやら、変身されたことを怒っているようで。 「なんだか、気を使わせちゃったのかな…?」 「最後のはまったく関係なさそうだったけどね…フェイトちゃんって怖いなぁ…(汗」
なのはも、ああいうときは十分に怖いよ、と思うユーノだったが口が裂けてもそんなことは言わない。
言えば、口が裂けるレベルの問題じゃない、ということもあるが。 「そうだ、ちょっと外に出ようか?」 「あ、うん。そうだね」
と、最後の二人も外にでていくのだった。 六課があるのは首都クラナガン近郊。夜空には星が多く輝いて、二つの月も出ている。 夜空というのは見ないと夜に外へ出ていても見ない。 今、こうして見るととても綺麗だ、となのはは思った。 「よく思うけど、ここ首都なのに月や星が綺麗に見えるよね?」 「それはミッドが魔法技術都市なことと、クラナガン都市群のビルの高さに制限がかかっているからね。
星が都市部で見れないのは空気環境と、都市自体が光を放っている、だったはずだから」 本でこれも見た知識だけどね、と注意書きのように補足するユーノ。
二人は方を寄り添いながら近くの芝に座って、ユーノはなのはの肩に手を置く。 なのははもちろん恥ずかしそうな顔ながらも嬉しそうにしている。 「でも……なのははがんばってるんだな、ってわかってよかったよ」
「そうかな…? 失敗ばかりで自信は実はないんだけど……」
ティアナの一件も、あるいはなのはの行動次第では防げたことなのかもしれないとなのはは思うから。 今は良い。でも、もっと、もっと上手く出来たのではないかと思うと… 「誰だって、完璧にはできないよ、なのは」 「ユーノ君はできてると思うんだけど……」
横にいるユーノはなのは主観でどうしても万能な人に見えた。 無限書庫にしても、ちゃんと仕事を終わらせて、滞ることなく進めているのだから万能すぎる。 「なのは、あのねぇ…僕が万能だったらPT事件は、あんなことにはなってないよ? もっと言えば…なのはと今こうしてないかもしれない。」 「そ、それは…そうかも……」
「なら、僕は万能じゃなかったからなのはと会えて、意味ある過去を刻めて……
今こうしていられる、これは失敗から始まったことだけど、あながち悪いことじゃないと思うんだ」 空を見て、あこがれて、星の力で、不屈の心で戦って。 今、ここにいるのは間違えなくそういった間違えや失敗を乗り越えた自分。 それも、ユーノが集めたジュエルシードが事故で落ちて、それを集めようとしたユーノが……
「…ユーノ君は自分が失敗してよかったと思うの?」 「うん、それは別だったりするけど……なのはと会えたからいいんじゃないかな…」
「ユ、ユーノ君……ベタすぎるよ、さすがに」
「うん、自分でも思った。でも、本当にそう思ったからね
今、なのはと二人で大人になって空を眺めることは偶然だけど、必然…ってね?」 偶然も必然だ。ユーノはそういいたいらしい。 「そうかな……うん、そうだね。私もがんばるよ、ユーノ君♪」 「うん。それでこそのなのはだと思うよ。
さてと、後ろで聞き耳立ててる方、さすがに出てもらえません?」 「えっ?……ええっ!?!?皆いたの!?」
ユーノがそういうと後ろの草陰に隠れていた人たちが次々と出てきた。 …一応、エースで教導官のなのはも気づかなかった… というか、なのはが完全にユーノと肩を寄り添っていて冷静さを欠いていたのもあるだろうが。 さっき別れたはずのメンバーのうち はやて以外(はやてはフェイトの横で真っ青な顔のまま気絶しているようだった)が気まずい顔で 『あはは……』と微笑するとズルリズルリと後ろに、今度こそ退却していく。 「…ふふっ、まったく六課の人たちってお節介なんだね」 「フェイトちゃんまで見てるなんて……」
「でも、本当に久しぶりで……なのは……」
「うん、ひさしぶ……!」
人の目を気にしなくて済んだせいか、話している途中のなのはを自分の唇を当ててとめる。 そのまま、キスは深く入って…… 「……ユーノ君、いきなり……だよ……」 「でも、嫌じゃないような顔だよ?」
「うぅぅ…」
「僕は……なのはのことが好きだから、ね。なのはは僕のこと嫌い?」
「そ、そんなことないよ!私はユーノ君のことが大好きだから!
……だから、しよ?」 「……なのは………」
念話でフェイトに今日は「はやてちゃんの部屋に止まってね」と言っておくと 自分の部屋へとユーノを招待する、なのは。 後日、何があったかは語られていない。
もっとも、はやてが隠しカメラを仕込んでいたことがバレて、夜天の王が殺されかけたのは別の話しだろう。 あとがき まずは小説の方からと…… 今回は、私が二次創作に入った原点の機動戦艦ナデシコを色濃く反映させたような内容です。 このアニメは「群集アニメ」といわれるように「主人公」が分からないアニメです。 いえ、一応主人公やヒロインは決まっているのですが、それがあまりはっきりせず、誰もが主人公のように見える、というところが、製作陣にして「主人公不在のアニメ」と呼ばれるようになった所以です。 それと、それを基に書かれた二次創作を多く見て、二次創作を書こうと思いたった私は、やっぱり群集、主人公不在の二次創作になりがちです。 リリヴィヴィにせよ、司書長の物語の方にせよ、主人公は決まってなく、世界をそこに「とある理由」で集まっている人々の話になっています。ですから司書長言いつつユーノが主人公なわけでもなく、またリリヴィヴィ言いつつも、ユーノやはやても活躍「してしまう」二次創作がそこに成り立っています。 もちろん、私はまだまだ未熟なので、成り立っているかはさっぱりですが(汗 そんな中で笑いと愛を混ぜたSSが今回出来上がってしまったのも、それゆえです。 ナデシコというアニメはSF,ラブコメ、ロボットなどなど…あらゆるものを混ぜたアニメでした、それを元として二次創作を書き始めた私は他のSSを書いても、その癖が残ってしまうわけです。 今回のSSは、あまりそれらをまとめることに失敗したような感じはしてますが、あえてそのままにして投稿してみたのは、雑多な話題を放り込んだSSがどういう風に見えるのかな、という興味でもありますし また…単にユノなのSSがないことに対する危機感でもあるかもしれません(ぇ 群集的な二次創作SSになってしまったために前半部、ユーノやなのはが主役のはずなのにそう見えないところがありますが、そういうSSなのだ、と理解していただけるとこちらとしても嬉しいところです。 っと、堅い話はこれぐらいにしてコメント返信です。 >ジュエルがしゃべったー >とかいうのはおいといて、いいと思いますよー。 >ちなみに私ははやての絡みもあり派で;; >(なのは強いなぁ・・;;) 母は強し(ぇ なのはさんは前からそんな感じです。 リリヴィヴィ(略してみた)はBパート8割完成なので今週終わりには更新できると思いますよー >何かすごい事になってきましたね。さて今後どうなって行くか?ママ達二人は出てくるのかなあ?
>それとユーノとはやての絡みは絶対にあったと思います。 >で無いと「ユーノ×はやて」何て言っていません。では。 とりあえず、ママさんは出番はあるが、それはなのはさんやフェイトさんであって ママさんじゃないと意味の分からないコメントを残させてもらいます(ぉぃ セブンウィンズの言うとおりになぜかユノはやになっちゃったなーリリヴィヴィ(略し…以下略)はw これでも、ユノなの派なんですよーw私ーw >はじめましてミヅキです。 >何やらオモシロ展開の予感で期待大です。ユーノ達の能力に関しては納得。 >A’s序盤にて、なのはの防御を貫いたヴィータの攻撃をあっさり防いでましたからね。 >ソリトン…たしかガオガイガーのディスクXが同じ原理でしたね。 >物体の固有振動と同じ波をぶつけて、対象を粉砕するでしたっけ? お初ーミヅキさんー ソリトンはそんな感じですねーただ、固有振動の波がソリトンなんです 固有振動は単一の波長ですので、それに合わせるにはどうしてもソリトンで当てないといけないわけですよ。 と、物理学とは関係ないことを学校で勉強している私より(ぁ >第一話Aパートってあたりからして長くなりそうで、楽しみです。 >ところで、ユーノもソリトン波長の魔力保持者ってことはラズリン、もといラズリを使えるって事ですか? >20個集める中の一回はユーノの見せ場を期待しても良いですか? >いや、出てさえくれれば僕はうれしいですがw >ラズリの口調は……アレですよねっ?つまり、長い間封印されてて話し慣れてないか >意思を持ったのはヴィヴィオの願いの影響なので話すというのが初めてだからなんですよね! >また次の話しを楽しみにしてます。お忙しいでしょうが頑張ってください。 ユーノはそうなりますかねぇ…… まあ、滅多にありえないと思いますけどね。起動したのはあくまでもヴィヴィオなので♪ ラズリの口調は…実は私の二次創作家の原点である機動戦艦ナデシコというアニメのキャラに由来しますw といっても、その彼女…ラピス・ラズリ(こっちの呼び名はラピス)は無口キャラなんです。 劇場版のみでしたのでキャラクター設定もあまりよくわからないキャラなのですが、ナデシコ二次創作界では大体元気で活発な子として描かれるケースが多いんです、今の彼女はそれが成長したら、と思ってシュミレーションしてみた結果だったりします。 PR |
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コメント |
ユーなのは正統派(?)なのかどうか知らないけどなかなかいい感じです;;
でも私はどっちかというとユーのが押されてる図が浮かんで(ry ちなみにこれも絵をかいてとかないですよね(笑)? |
ユーなのはやっぱり最高ですね。
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