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2008 09,03 23:50 |
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一応、軍事をかじってる自分が戦闘シーンを書かないのはどうかと思って急遽執筆。 というか、更新頻度早っ(ぁ 学校が始まってkskした感じです(いちいち略すな さて、昔も言ってた気がしますがフェイトさんとなのはさんのコンビネーションプレイは、もし戦略論で語るなら電撃戦です。 電撃戦は事前の火力(この場合、砲兵および航空爆撃)によって敵第一線にダメージを与えておき、そこに戦車を投入しスピード重視で敵戦線を突破して、敗走させます。具体的には前衛で高速に動く高速機動部隊(だいたい戦車および随伴の機械化部隊)と、後方で前線の進撃を支援する火砲部隊が必要になります。 ちなみに火砲部隊と同時に通常の歩兵部隊もいて、機動部隊が敵部隊を敗走させると殲滅するために行動を開始しますw まあ、つまり機動部隊がフェイトさんで、火砲支援部隊(近接航空支援)がなのはさんかな。 で、別にそんなことを話しても、まあいつも描かれる話しです。 というわけで、ユーノとなのはのコンビネーションで書けば面白いだろう、というわけでw ついでに言えば「だって家族ですから」 の系列(つまり、六課設立前になのはとユーノ結婚ずみ)で書いたつもりです。あまりそっちの話は出ません。時系列的にだって家族ですからの前に属します。 まあ、短い戦闘だけの予定が色々話を混ぜてしまい、なぜか長くなったりしているのですがどうぞ。
それはある意味、偶然と必然の産物だった。 無限書庫の書物の中で探し、考え、組み合わせて。 彼女が一度怪我をした後から、それはゆっくりと彼が創り続けてきたもの。 魔力の絶対値では到底及ばない。でも、彼にはデバイス無しで魔法を発動させるほどの 結婚をしようとも、何をしようとも。彼にとって彼女は助けたい象徴で。 彼が、彼女を守る衣を生み出せたのかもしれない。
時空管理局・機動六課 JS事件が解決しても、機動六課は解散しない。 そんなわけで、解決しても六課の訓練に限りなどなかった。 しかし、とはいっても十分Aランク以上に近い新人、と呼ばれなくなることも時間の問題の4人の教導官である 教導、というのはそもそも精鋭部隊との戦闘を受けさせることで、自分が知る以外の戦い方を知ることにある なのは自身、フェイトやヴィータと戦ったことが元で現場生え抜きのエースストライカーとして教導官を今やっているわけだ。 連日、なのはやフェイトたちと行うそれではさすがに限界があった。 サポートの能力をなのはは、ある意味誰よりも理解しているつもりであったし
うーん、と唸りながら自室で考え事。ベッドでは先にヴィヴィオがフェイトと一緒に寝ていた。 実際、サポート要員を管理局は軽視していた。 なのはには、心当たりというか、彼女の旦那さん(ユーなのSS・だって家族ですから参照)がそんな珍しいサポート系魔導師だったりするのだが、彼以外に心当たりがいなかった。 教導隊で、コンビを何人かやったこともあったが、そういえばユーノ君ほどサポートが有能な魔導師はまったくいなかったっけ、と思い出す。それにあわせてなのはの戦闘スタイルも変えたわけだが、結局のところ砲撃魔導師であるなのはにあうタイプというのはあまりいないのだ。 そんななのはが教えた新人達は、結果的になのはが教えられる範囲では立派になったが……それ以外を知らない。そう、かつての自分のように。それでは、不測の事態に柔軟に対応できるか、は怪しかった。
ちなみに、なのはの予想通り、おにぎりを口にちょうど運ぼうとしていた無限書庫司書長がホットラインに出てきたのは、ご愛嬌である。
『あー、ってこのホットラインはなのはかぁ。何事かと思ったよ。 「ダーメ♪」 満面の笑みで否定するなのは。彼がこう無茶をすることは常ではあるのだが、一応突発的にした、とはいえ親友以上の関係であるのだから心配するのも当たり前で。
「あー、それが無いわけじゃないけど……」
と、それは置いておくとして。 「そのね……今度、一緒に教導してくれないかなって」
「いつもと違った、ですか?なのはさん」
「六課外というと、やっぱりなのはさんのいた戦闘技術教導課の……」
彼女は執務官希望なので、そういうエースとの戦闘で盗めるもの技を盗みたいのだ。 だから、なのはのことを一部で「悪魔」や「魔王」だ「魔女」と呼ぶ人もいるのだが…… その中にあってはむしろなのはは、真面目で普通なタイプだったりする。 そんな教導隊の中には航空魔導師で地上魔導師を朝飯前といいつつ適度に次々と撃墜し、あまつさえ次元潜行艦すら撃沈してしまう異常な人間もいる。 と、なのはは違う違うと手を大きく振ってそっち関係の人じゃないと否定する。
「いい質問だね、キャロ。この前、ホテル・アグスタでエリオとキャロは見たと思うけど
一方、その時はちょうど場の悪かったスバルとティアナは別の意味で驚いていた。
「うわぁ……ほんと、六課って凄かったのね……」
「あはは、ヴィータちゃんごめんね。時間が取れる日が分からないってユーノ君がいうから日程には組めなかったの。今日は大丈夫らしいから、ならって思って」
と、それじゃあちゃんと朝食を取るように、となのはが言ったところで新人メンバーはその訓練のために食事に走って、残ったのは朝訓練を一緒にしていたなのはとヴィータにフェイトだけ。
「まあ、あたしはいいけどな。ユーノの方が時間の無い仕事しているのは事実だからな。 「えっ、えっと……どうだろう。よく分からないかな、私は」
「そういう意味では、なのはとユーノだけだと、だいぶ成長してきてAAランクに近づいている四人とはやっぱりまけちゃうかもしれないよ、なのは……って、なのは?」
「ただでさえあれだけの魔法の緻密さをデバイス無しでやるユーノって凄いけど……
これだけ魔法技術が定義化された時代に新しい魔法を安易に生み出すことは難しい。
「まあ、確かにお前ら二人ならこの戦い方をしたらわたしだって勝つことは難しいつーか、無理だろうけどなぁ」
と、そんな中にさらに一人話しに割って入ってくる。
「ユーノ、いきなり出てくるな、驚きだろうが」
「直接会うのはアグスタ以来かな?」
「君達二人なら、それがベストだからね、なのは」 「つーかブリッツクリークぐらい勝手にやってろよ、お前らは」
それが二人の強みでもある。 それはなのはも教導官として理解していたし、だからこそフェイトと一緒の時は砲撃に徹していたのだ。
――――――――――
午前訓練。 最初になのはが説明した時、初見だったスバルとティアナはどういう能力なんだ、と期待したものの。
「ユーノ君なら、大丈夫だよ。うん」
一方、ユーノとキャロは一回じゃ教えられることは少ないから、と直接魔法以外の話しをしていた。
「えっと、そのフィールド系にシールド系に……」 「そういうことじゃないんだ。戦術の上での防御。戦いの中での防御、というものだね」 「あの……よくわかりません」
「そ、そうなんですか?」 「うん。防御って言ったら盾とか、ファイアウォールとか言い出したからね、なのはは」
コンピュータ系もかじったなのはらしい返答である。
これなら……とティアナが自信を持っていてもなんらおかしくなく、エリオもがんばればもしかして、と思っていた。キャロだけが、ユーノに言われたことを思い出して不安がっていた、というべきだろう。
「エ、エリオ君。ううん、なんでもないよ?」
なのはが戦いを普通にするので、フェイトが審査をすることにちなみになっていた。野次馬根性丸出しの部隊長が観覧しているあたりでこの部隊の雰囲気が分かるものだ。
《Confirmation》
「いや、クロノと同じく提督権限だから、君の制限解除申請も出来るし、なのはならいつでもフルランク申請できるんだけど……AAA以上にすると色々問題かなって思って」 ねぇ、となのはに当たり前のように言うユーノだった。なのはも普通に分かっていたらしい。
と、続いてティアナたちからだいぶ離れた……ほぼこの広大なフィールドの端から端ほど離れたなのはから一言。
いいよね、とはやてに目線を送るとヴィータから告げ口をされたはやては笑顔で「あー、それならかまわへん」と承諾の言葉。フォワード陣はそのあっさりな言い方に驚き、続いて……絶対に倒す、という意気込みがわいて来ていた。 で、完全に忘れられた審判は場が落ち着くのを見てから、ゆっくりと言い放った。
なのはさんの砲撃来るわよ!、と全員で散開したフォワード陣。 5分経過……
「ティアー、どうする?」
「僕とスバルさんで近づいてみますか?」
「その……そういうわけではないんですが……これって、防衛突破戦って、フェイトさん言ってましたよね?」 「そういえば、今まであまりやったことがない訓練ね」
「やられた……だからなのはさんたち、余裕であんなこと言ってたのね」 「えっと、どういうことティア?」 「ぼ、僕もよく分からないんですが……」
「げげっ……それって凄く大変じゃないの、ティア?」 「当たり前じゃない。相手は攻撃してくることを考慮して何かしら準備しているはずだから……5分も時間あげちゃったわね」 「もうそろそろ9分ぐらいになります」
なのはたちは、別に攻撃すらしなくてもよかったことに。
「エリオ。本当なら速攻で決めるべきだったのよ、それに気づかなかった私達が馬鹿だったわ。 「防衛線を戦力集中で突破、ですよね?」 「キャロ、今日はやけにとても冴えてる、そういうこと、さあいくわよ!」
「っていうか、なんであたしとはやてで解説と実況してるんだろう、はやて?」 「ああ、ヴィータ言いたいことは分かるけど、ここは重要なことは説明要員が欲しい、ただそれだけや。
「ワン!」
「なのはがブラスタービットと……って、なんであいつブラスタービット飛ばせるんだよ!?」
最初、ティアナたちがいきなり攻撃をしてくると思い、準備していたのだが普通に全員揃って隠れてしまって完全に呆然の魔法少女が一人。 「ブラスタービット?あれは、体への負担が大きいじゃなかったっけ」
自己ブーストはタブーなのだ。それは明らかに限界を超えて無茶をしてしまう。 しかし、キャロのようなインクリース系を得意とするサポート役はなのはにはいない。そもそも、自己ブーストと普通のブーストはレベルも違う。 「だから、僕がなのはにブーストをすればいいんだね?」 「そういうことだよ。本当にこの前頼んだ時、ユーノ君がブーストできるって言って驚いたよ。
分かっていた。結婚なんていつの間にか惰性でしていた二人が思ったのは、ただ単に互いへの思いやりという単純かつ純粋な願い。
「ほへぇ?」
なのはに、もう苦しい顔をしてほしくなかったから。 それが、ユーノの、ありのままの思い。
「そうなんだ……それじゃあやってくれるかな?」
――揺りかごのように、とはその状態を見事に言い得ていた。
そんなありえないとしかいえない状態が目の前にあった。それだけになのはは驚いた様子のままユーノの方を向いて言い続けた。
「つまり、体はパワーアップしても、カードリッジは使えなくて……それ以外は」 「原則として、だけどスターライトブレイカークラスの魔法を使うことはできないね。 「ほへ……凄いね、やっぱり。ユーノ君は」 「……凄くないよ、君を僕は守れなかったから」
だから、これは本当に自分の願い。ゆっくちろ彼の方へ向きを変えて……
「なのは……ありがとう」 「ううん。こんな魔法を用意してくれたユーノ君にこそ、だよ」
「ブラスタービット。防衛線に展開!」 「転送魔法。防衛用オートスフィア45基!」
防衛戦というのは地獄みたいなものだ。
しかも、積極的攻勢に出ず、防御に徹しているだけに厄介なのだ。もし、攻勢にでるガジェット・ドローンのようなタイプなら、隙が出来る。が防御に徹しているということは、つまり隙を作らないようにしているわけで、撃墜することだけに限って言えば、ガジェットよりよっぽどたちが悪い。 あの優しそうな司書長、実は性格ひねくれてるわね、と操作しているであろうユーノにそんな言葉を投げかけたくなる衝動に駆られるティアナだった。 もっとも、ブラスターピットだって、なのはの魔力だけで作られた誘導砲撃子機みたいなものだから、撃破ができないわけじゃない。しかし、恐らくなのは自身が後方から操作しているため、攻撃が当たらない。
「全部破壊しなくていいの!ティア!」 「全部破壊することは任務には入って無いわ、さっさと突破してなのはさんたちと対峙しないと話にすらならないわ!キャロ!」 時間には30分の制限がある。たとえ、なのはさんたちを倒しても時間を過ぎてしまえば意味が無いのだ。
「これで見返しね……クロスファイアーシュート!」
それらをブラスターピットは上手く避ける……が!
「これでどうだっ!」 《Thunder Rage》
しかし、事実はそのまさかだった。
―――――――――――――――
「うーん。予想以上に楽に突破してきたね、皆揃って?」
ただ、助かったのはもうスフィアも、ピットもないこと。
「どうするもこうするもないわよ!なのはさんに火力を集中!なのはさんさえ倒せば後はすぐよ!」
ティアナの指示と同時に、レイジングハートからいくつものディバインシューターが飛び出す。それだけならただのディバインシューターなのだが……
「ユーノ君が手伝ってるからね!ティアナ!」
危険な弾は、ティアナのシュートバレットとぶつかり相殺される。これでは埒が明かないなぁ、と。 それでも、なのはは何も防御をしない。これはチャンスと最大限の魔力を叩き込もうとスバルはした。
「スバル、私は別に見て無いじゃない。見る必要が無かったんだよ?」
「あの、スバルさんでいい?最悪の事態というか、僕がいない時点で何かあるって思ってくれないと 「ユーノ君、何解説してるの!」
「えっ!?あっ、ウイングロード!?」 「もう!スバル!シュートバレット・バレットC!」
同時にティアナがシュートバレットを打ち込み
「なのははそういう精密操作系は苦手だもんね」 「うっ……って、ユーノ君よく今でも私が苦手だって分かるね?」 「分からなきゃ、処理の手伝いなんてしないよ!」
ティアナとキャロの射撃の牽制とともにエリオが近づいて切り倒そうとしても、そのたびにバインドが出て、それを突破してもユーノがなのはの前に出てシールドで攻撃を受け止めてしまう。
「エリオ、確かに守りが硬過ぎて……
しかし、そこまで考えておかしいことに気づく。 それに……
「ティアナさんも気づきましたか?」
横でフリードに指示をしながら補助魔法を使おうとしていたキャロがティアナの言葉に反応して声を返す。
「「ええっ!?!?」」 「えっ、じゃない!ここは爆心地になるのよ、恐らく遠距離にあるオプティックハイドで隠したピットが!」
ティアナの叫び声で残り時間が1分をきっていて、もう一度最後の一撃を、としていた二人の動きが止まる。
「転送魔法!目標、爆心地外!」
緑色の円形魔法陣が展開され、その中でなのはとユーノが消え始め…… その戦っていた中心から離れた位置に囲むように展開していたオプティックハイドが隠されていたピットが現れた。それらは緑と桃色の魔力光が充満していて……
それは、スターライトブレイカーが使えない状態でもっとも凶悪な広域殲滅魔法だった。
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