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2007 10,08 22:54 |
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題名どおり改訂版です。
というのも、リリカルなのはStSの最終回に伴って設定変更する必要が出てきまして(汗 せっかくだから、最初から改定しなおそう、ということで改定しました。 といっても、一応最初の無限書庫での一幕は後半に追加しているだけなので大きな違いはありません。 まあ、その後半が大きく違うので読んでいただけると嬉しいわけですが。
無限書庫は、そのスペースもさることながら、古今東西のあらゆる書物を網羅した書庫だ。 さて、この無限書庫を治める時空管理局無限書庫司書長―ユーノ・スクライア―は そんなわけでユーノ・スクライアの管理局地位もまた、ベスト10とは言わないが、下手な提督よりは上である。 情報を司るというのは、結局、管理局の機密情報のほぼすべてを知る、ということと同義だ。 で、何が言いたいかというと…
一応、管理局の弱みを握っている男こと、ユーノは書物整理を一通り終えて、休憩を取っていると 「うん。なんでも、ユーノとは知り合いらしいけど…」 「うーん。知り合いか…でもアルフが知らない人なんて、スクライア関係しかないと思うんだけど…」 「でも、その人、どう見ても管理局でもお偉いさんみたいな、そうそう!リンディ母さんみたいな服と階級章をつけてたぞ?」 「リンディさん?となると、管理局中央…いたかな、そんな知り合い?」 ユーノの頭の中では、スーパーコンピュータもびっくりなスピードで検索がされた、が結局検索に引っかかる人物は無し。分からないが、待たせるのなんだから、と人付き合いがお節介というほど優しいユーノは考えるとアルフにとりあえず入ってもらうことにした。 「お久しぶり~ユーノちゃん~」 入ってきた人は、一見20代中間ぐらいの印象を受けた。 『彼女』が管理局でその服と階級章をつけるような地位にいるなど。 「時空管理局・司令部直轄、情報本部本部長、リアラ・スクライア少将、ここになぜか来ちゃいました♪ユーノちゃん~♪」 一瞬、空気がすべて一酸化炭素になったかのように息ができない錯覚にユーノは襲われた。 「…って、リアラ姉さん!?!?」 「…いや、それ以外にユーノちゃんには同姓同名の知り合いでもいる?」 「いや、いないけどさ。って、なんでその服、というか管理局情報本部長って何さ!」 「まあまあ。私が管理局に入局したのはユーノちゃんが8歳のときで、覚えてるでしょ?まあ、それから多少色々あって今ではこの通りと…ああ、アルフちゃんだっけ?」 と、ユーノに言うべきはとりあえずこれだけ、とみなしたのか彼女、リアラは目標をユーノからアルフへと変えた。アルフもアルフでどう返事すればよいのか困ったのだが、 あいにくユーノは半分意識がどこかに飛んでいるようだった。彼にしては非常に珍しい状態なのは言うまでも無い。 「えっと・・・そーだけど、なんで私の名前を?というか、ユーノとの関係は?」 「あなたの名前は別に知っててもおかしくないでしょう?司書長の大切な補佐役って聞いてるからね。ユーノちゃんとの関係は…そーねー、小さい頃オムツを替えてあげたぐらいの関係よ?」 「お、オムツ?」 「…はっ! 何をボクは…そうだったそうだった。リアラ姉さんがいきなり来たんだっけ」 ああなるほど、とアルフは大体を察した。 「ああ、アルフ。まあ想像の通りだけど、彼女…リアラ・スクライアは僕の姉さんみたいなもんだよ。みたいな」 「みたいなって…一応、今でも姉さんを自称しちゃうけど?ユーノちゃん?」 「してもいいけど、僕は否定するよ。というか、仕事場に現れていきなり言うのがそれ… 「えっと…さっきので最後だったみたいで、もう新しいのは明日だ」 ウインドウを一通りチェックして、残りはないか調べる。もちろん、そんなものはなく 「姉さんは来ると必ず、夕食を食べながら話でもしない? が定例だったよね?」 「あ、バレバレか。まあそうなんだけど…まあ、いいか。で、どこで食べる?」 「管理局中央食堂でいいでしょ。もう午後11時だからね。本局から転送ポート使って時間無駄にしたくないし。アルフはどうする?」 どうする、といわれても困るのはアルフ。話はなんともハイスピードに飛ばされているわけで。 「まあ、今日は疲れたから早めに帰るよ」 「そう?じゃ、ありがとう。おつかれさま」 といいながら、フェイトにこの事態を伝える気満々のアルフであったのはいうまでもない(汗
そのとき、中央食堂は異質な空気が流れていた。 軍隊に近い組織なのに「結婚したい男ランキング」の広報で毎回ベスト5に入る無限書庫司書長。 一応、この食堂は誰でも使える食堂だが、通常は階級が下の方が使うのが一般的で、佐官クラスが使っていると気を使う、などと言われるような空間だ。 もっとも、外見はそんなことには左右されない開放的な食堂なのと、そもそも本局の所属なのに食堂など滅多に使わない二人からすれば、それが普通なのだ、と思ってしまうところ、仕方ないといえばそれまでだが、なんというか…どこまでも自分の地位が分かってないスクライア姉弟である。 そして、そこにいた局員はすべて彼らの会話に耳を研ぎ澄ませていた。なんせ、秘密を知るといわれている二人の会話など滅多にどころかこれから聞けるかもわからないものだ… 「で、姉さん…やめとこう。リアラがわざわざ僕に何の用?」 「いやね、ユーノの花嫁候補の話を小耳に挟んで」 …その言葉で、なぜか食堂が少し騒いだのは言うまでも無い。 「花嫁候補って…一応、僕お見合いすらしてないんだけど?」 「そりゃ、私がすべて止めてるもん」 「…何か変なこと言ってた気がするけど、まあ勘違いだと願うよ、うん」 というか、一応姉みたいな存在は、いつの間にか凄く偉い人になったものだ。とユーノは… 「ところが、先日。局員が「司書長は誰の嫁かトトカルチョ」をしててね。ああ、あれはクラウディアのクルーと艦長だったかしら…?」 あのシスコン提督め、やけにこの頃話題に結婚話題が多くてしつこいと思ったら、裏でトトカルチョしてやがったな、と心の中で明日からクラウディア艦長からの資料要求はできるだけ拒否しよう、と心から感じるユーノだった。ただ、なんで誰の嫁なのかだけは直接問いたださなければならないだろう。断じて、自分は女などではない。 「ああ、そういえば「下手な馬の骨より、まだエロフェレットの方が妹の婿には納得できる」とか誰かが言ってたような…」 「あいつ…で、まさかそれだけでここに来たの?」 「いえいえ。その後、情報本部に帰ったら、そこでも同じようなことが…ありゃ、管理局全体でやってるわね。うん」 おい、とユーノは思わず突っ込みたくなった。 の首都防衛隊司令が「アホども!ユーノ君は私の嫁だ!何をいっとる!だから、機動六課は嫌いなのだ!ユーノ君の独り占めなど許さん!」といっていたというがさだかではない。 「で、本命は誰かと…全資金をその本命に入れれば、トトカルチョで勝ったも同然だし」 「って、金儲けかい。というか、そこまで偉いならお金にはそこそこ困らない生活してるでしょ?」 「ああ、それはそうなんだけど。お金はあって困るものじゃないわよ。無いと困るけど。 「それはいいですけど、それが僕の結婚相手トトカルチョの配当金っていうのはやめてほしいような…」 「まあまあ。で、小耳に挟んだので、個々に来たんだけど。 直球だ。というか、なぜその三人なのか、マジでユーノは理解できなかった(汗 「誰って…そもそも、なんでその三人なの?」 「いや、情報部を色々と走らせてユーノちゃんのことが好きかつ身近に人間を2ヶ月ほど身辺調査させただけ…まあ、5名ほど殉職……もとい、怪我をした人がいるけど…」 「じゅ、殉職って…」 「具体的には一名ディバインバスター、一名トライデントスマッシャー、三名がラグナロク・ブレーカーで… ユーノどころか、その言葉を片耳で聴いていた局員全員呆然である。 「とりあえず、その三人があなたに恋心を抱いてるのは間違えないわ。命と引き換えに部下が告白する練習の録音を送ってきたから」 「…マジですか?」 正直、そこまで言われると照れるユーノだが、姉の性格の捻くれさと同時にやっぱり、そこまで愛される理由が浮かばないユーノである。 「マジだけど、ここには持ってきてないわ。正直、6名目の殉職者にはなりたくない」 SS+ランクの認定を受けた、スクライア一族史上類を見ない奇才(字の通り)のリアラだが、それでも負かせる三人組。すでに人外の領域と思わせる空気だ。 「で、誰かなぁ…と。でも、それじゃああまり期待できる返事はなさそうね」 「まあね…好きという気持ちがイマイチ分からなくてね」 「なるほど…こう、どきどきワクワク感が知らないと。ふむふむ…」 「いや、ふむふむしないでいいよ」 なにがふむふむなのか、そもそも、なんでいきなりどきどきワクワクか、まるでわからない局員たち。 「まあ、ユーノちゃんが誰と結ばれようが、私を倒せない人には渡さないから安心して。三人ならまだしも、一人なら例え狸の六課部隊長でもクラスレベルで上だから安易に 負ける気はしないわ」 「安心というか、本局か吹き飛ばないか怖いというか…」 SSクラスとSS+クラス魔道師の戦いなど、すでに怪物同士の戦いに等しい。 「安心できないかぁ……まあ、とにかくユーノは誰が好きなのかイマイチ分からないと…… 「……まず書庫の管理、次になんでそうなるか、聞いてもいい?」 姉の突発的な行動には慣れていたが、いきなり話が飛躍していた。
「管理局本局?」 「そう。公開意見陳述会はそもそも管理局地上本部の予算に関する会議よ。それゆえに本局は基本的に手をつけられない。だから本局直属かつ地上本部、つまりは陸士部隊でもある機動六課は公開意見陳述会の護衛もレリック事件と聖王教会系の予言とやらから関連付けて行うらしいけどね」
が、姉がなぜそんな六課のことを知ってるのやら。 一個部隊にしてはランク制限もあって、数が少ない機動六課、だからこそ隊長陣が悩むのは人材不足。
「そう。でも、本局としては戦力は温存してほしいというのが現実問題でね。 「『旧い結晶と無限の欲望が交わる地 死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る
「まあ、民間人でしかも学者なユーノを送るぐらいじゃさすがの地上本部も怒らないでしょう?
「さて、数日後には行かないといけないから準備でも……」 何か絶対に聞いてはいけない言葉を聴いたような気がした、というか絶対に聞いてはいけない言葉に違いない。
「いいけど……なんか、凄く興味深い話なんだけど、それ」
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読ませて頂きました。三人の1人1人の話が3人セットに・・・。え~~~!!!はやての爆笑の旅を期待したのに・・・。まあ其れは兎も角六課で起こる『ユーノ争奪戦』がどうなって行くのか?其れと最終話のあれはあくまで『友達』としているだけだとある方と話をしました。あの2人は恋人を通り越して『夫婦』に成るか唯の『友達』で終わるかと言う事でした。STSは『なのフェイだ!!』と言っていましたよ!!二人が10年後行き遅れになっているとも言っていましたよ!!その間にはやてがユーノを奪って結婚しているのではと言っていました。ユーノの能力を考えると策略家のはやてがいつの間にかという展開になっているのではと予想していましたよ!!まあ自分としてははやてを受け止められるのはユーノかロッサ位だと思っていますが基本はユーノでです。それでは。
【2007/10/0911:35】||セブンウィンズ#2aa022e1cc[ 編集する? ]
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